【50代、3カ月で「使える筋肉」を増やす⑦】細いけどお腹が気になる51歳「メリハリなし体型を整え、筋肉不足をどうにかしたい!」まず最初にしたことは?
「代謝のいい」「効率よく脂肪を燃やせる」「太らない」「ボディラインを整えてくれる」そんな筋肉をつけたい!という女性を、トレーニングのプロと食のプロがタッグを組んでサポート、3カ月実践する企画。二人目に登場するのは、筋肉少なめのこの方だ。専門家のサポートを受け、これから3カ月でどう変われるか、お楽しみに!
正しい姿勢で立つことは、筋肉を自然に育てていくこと!
トレーニングのプロと食のプロがタッグを組んで、筋肉不足女子を救済する3カ月実践プロジェクト。今回エントリーしてくれたのは、会社員で3人の子育て中のワーキングママ、安川香織さんだ。
◆安川香織さん(1973年生まれ・会社員) 身長150cm/体重42.05kg 「小さい頃から“小柄でガリガリ”なタイプ。40代からはお腹まわりやお尻、二の腕のたるみが気になり始めました。食生活もずっと同じだし、1日の活動量も多いほうだと思うのですが、年齢とともに代謝が悪くなっているのかなぁと感じます。 ここ数年、職場の昼休みに運動できる環境にあったのですが、この春から異動でそれもかなわなくなりました。健康的なバランスのいい体型になるためにできることがあれば、ぜひ教えてください!」(安川香織さん) 運動面はボディワークプロデューサーのkyoさん、食生活は管理栄養士の麻生れいみさんにサポートしてもらう。
メリハリボディに必要なのは、お腹の力! 筋肉を育てるのは、正しい姿勢!
まず、安川さんが最初に訪ねたのは、kyoさんのスタジオ「b-i STYLE(ビィスタイル)」だった。 こちらは日本初の骨盤調整レッスン専門スタジオ。二十数年前から「美と健康は骨盤と骨盤底筋にある!」と言い続けてきたkyoさんが、さまざまなアプローチで一緒に悩みを解決してくれる場所だ。 「安川さんは、体型にメリハリがないのが弱点。筋肉が少ないというよりインナーマッスルが使えていない、つまりお腹の力が足りていない印象です。腹直筋などの外側の筋肉を鍛えるよりも、内側の筋肉を使えるようにすることでしなやかなメリハリ体型になっていくと思いますね。 筋肉をつけることは、脂肪を減らして痩せることではありません。年々筋肉も骨量も減っていきますが、脂肪がホルモンの材料にもなるので、安川さんのようなタイプが痩せることを考えると老けてしまうと思います。 話している姿を見ていて気になったのは、あごを前に出すクセがあることかな。デスクワークの時間が長い人にあるあるなんですが、このままだと肩も前に出てしまい、姿勢を整えたくてもなかなか難しい。長年積み重ねた習慣は意識して直すしかないんです。上半身は胸郭ごと後ろに引いて立つ姿勢を身につけてほしいところですね。 正しい姿勢で立つことは、無意識に抗重力筋(重力に対して姿勢を維持するために働く筋肉)がきれいに働くので、それだけで自然に筋肉はついていくものです。長い目で見るとすごく大事。 O脚ぎみなのは毎日の自力矯正で直せます! スタジオのレッスンにもO脚改善レッスンがあるんですが、それは家でもできるエクササイズ。脚のラインはすぐに変わると思いますね。 安川さんだけではありませんが、50歳以上になると長年にわたって習慣づけた体の頑固さがあります。それをほぐすことから始めるのが理想です」(kyoさん)
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