【50代、3カ月で「使える筋肉」を増やす⑦】細いけどお腹が気になる51歳「メリハリなし体型を整え、筋肉不足をどうにかしたい!」まず最初にしたことは?
kyoさんが目に止めたのは、安川さんのこのクセ。話をしているときでも自然にあごを前に出してしまう。
「あごを引く」だと二重あごになる一方。「首を上に伸ばしたまま、頭全体を後ろに引く」というクセづけをすると、自ずと姿勢も変わってくる。
お腹の内側の筋肉が使えないことを指摘するkyoさん。体幹のインナーマッスルの鍛錬は脊柱のしなやかさにつながる。 「首のアライメント(位置関係)から仙骨(骨盤の真ん中)までを整えつつ、しなやかに動ける体を目指しましょうね」
O脚は直せる! というkyoさんのうれしい言葉に、安川さんもやる気になってきた。 kyoさんがどんな運動を提案してくれるのか、がぜん期待が高まる!
タンパク質見直し大作戦、どこまで達成できますか?
さて、次にチェックしたのは安川さんの食事。日常の食事を数日間、写真に撮って報告していただいた。もちろん、管理栄養士の麻生れいみさんが厳しい目でチェック。
ある日の食事。 朝食:なし。 昼食:カレーライス。 夕食:しょうが焼き(写真の半分量)、トマトと玉ねぎのマリネ、きゅうりのぬか漬け、油揚げと長ねぎの味噌汁(MCTオイル大さじ1入り)、納豆、デザート(いちごバウムクーヘン1/8切れ)。 その他:せんべい、そば茶、麦茶、緑茶、ブラックコーヒー
朝食:こちらの日も、なし。 昼食:明太子パスタ、大根サラダ、コーン、にんじん、コンソメスープ。 夕食:麻婆なす丼、わかめと豆腐の味噌汁、サラダ、デザート(ぜんざい)。 その他:ハーブティー、牛乳入りコーヒー、クッキー3枚。
40代からの「筋肉を増やす食べ方10カ条」を掲げている麻生さんからは、予想通り、朝食を食べないこととタンパク質不足を注意されてしまった。 「お肉や魚もちゃんと食べているので、タンパク質が足りていないとは思っていませんでした。朝食をとるのは難しい気がしています。平日は、起きてすぐには食べられる気がしない。3人の娘と自分の出かける用意で、あまり時間もないのがネックです」 と安川さんが言えば… 「朝は料理をしなくてもいいから、何かタンパク質を食べてほしいんです。ヨーグルトでも豆乳でも何でもいい。これは筋肉をつけたい人だけじゃなく、40代以上のすべての女性に言いたいこと。 若いときのままの生活では筋肉は年々減っていくのです。今くい止めたければ、最低限の工夫はしましょう。 昼は外食が多いようですが、パスタとかカレーとか丼物では炭水化物が多くなります。カロリーだけが高く、タンパク質は当然ながらビタミン、ミネラルも不足してしまう。いろいろな食材がとれるよう、なるべく定食のようなものを食べましょう。 夜、家族と食べる日はちゃんと料理もしていてすばらしいと思います。夜はわりとタンパク質がとれているように見えますが、朝と昼に足りていないので、一日で見ると本当に足りないです。安川さんの場合は、タンパク質見直し大作戦ですね! kyoさんも言っていますが、痩せないでいいの。そして太ることを怖れてはダメ。筋肉は脂肪よりもずっと重いので、体重は増えていいんです。更年期以降は体脂肪もある程度はあったほうがいい。脂肪はホルモンの材料でもあるので、少なくなりすぎたらよくないのですよ」(麻生れいみさん) 今回のトレーニングのプロと食のプロのアドバイスを経て、3カ月後どう変わっていくのだろうか? 次回もお楽しみに!
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