大型ネコ科にハマる人続々! 辛酸なめ子が目撃した、大人気『ほぼねこ』写真家の素顔
澄んだまなざしのネコ科の子どもたちの写真を見ると、不思議な感動で胸が熱くなってきます。こんな表情を撮影できるのは、動物たちに心を許されている証拠です。
宇都宮動物園での撮影に同行!
いったいどんな風に撮影しているのか気になったので、ある週末にRIKUさんに同行させていただきました。辰巳出版の担当の方と一緒に、RIKUさんが頻繁に行かれているという宇都宮動物園へ。 駅からバスで30分という立地ですが、何時間もかけて通われるとは、ネコ科への愛がないとできません。ここにはホワイトタイガー(ベンガルトラの白変種)の親子がいます。 お昼前に動物園に着いて、さっそくホワイトタイガーの檻の前へ。2012年生まれのお母さん、シラナミと、23年10月に生まれた双子のアイカとイオリが暮らしています。子ども同士がじゃれ合う横で、お母さんが骨をかじっていて、来場者のことを気にしていない様子でした。 ホワイトタイガーは人気なのでたくさんの人が見守っていましたが、その中にさり気なくRIKUさんもいらっしゃいました。ホワイトタイガーの公開開始の時間にはすでに到着し、もうひととおり撮影したそうです。 動物に警戒されることはなさそうな温和な雰囲気の男性でした。ネコ科好き同士なのか、周りの人とも顔見知り風でした。そういえば、以前取材した『毎日パンダ』の高氏貴博さんも優しい雰囲気で、上野動物園ではマダムによく声をかけられていたことを思い出します。 本格的なカメラを持っているマニアの方は意外と女性が多いです。高氏さんは限られたパンダ見学時間の中、肉眼でほとんどパンダを見ずにシャッターを押し続けていたのが印象的でしたが、RIKUさんの推し動物はゆったり見られるので撮影も余裕があるようです。
「アイカちゃんは目がパッチリしてアニキン系の顔ですね。イオリちゃんはお父さんに似て面長です」と、素人にはわからない専門用語で語るRIKUさん。お母さんのシラナミは伊豆アニマルキングダム(アニキン)出身で、美形の遺伝子を受け継いでいるそうです。