「日本で初めて見た」ドイツ人が浴室で受けた衝撃 梅雨の対策、日本でも〝正答者3割〟の誤った認識は
続々と梅雨入りし、ジメっとした季節になりました。世界から来ている人々はどのように日本の梅雨を過ごしているのでしょうか。話を聞いたところ、ある「問題」で頭を悩ませていました。「日本で初めて見た」と驚く人も。実は日本でも多くの人が対策を誤っている問題だと分かりました。(withnews編集部、松川希実) 【画像】ドイツ人が驚いたものはこちら。日本でも正答者3割の誤った対策は
「この家大丈夫なのか」
ドイツから来日して12年目のネレさんは、日本に来たばかりの頃に暮らしていたシェアハウスでとても驚いたことがありました。お風呂場で、あるものを見つけたのです。 それは、カビ。 「どうしよう。大家さんにすぐ報告した方が良いのかも」と焦ったそうです。 ネレさんによると、ドイツではカビは「よっぽど放置された不衛生な場所にしか生えないイメージ」だったとのこと。 それもそのはず。カビはもともとどこにでもいますが、「湿度(60%以上)」「温度(20~30℃)」「栄養分(食べカス・人のアカなど)」の3つの条件が揃うと発生しやすくなります。 そのため、梅雨がなく、日本よりも湿度が低いドイツでは、カビは生える条件がそろいづらいのです。 ネレさんは「カビが生えてしまったなんて、このシェアハウスは大丈夫なのか」と不審に思ったそうですが、その後、定期的に清掃業者が入っていることが分かりました。 日本で長く暮らすうちに、「掃除をしていても、日本でカビを防ぐのはなかなか難しい」と気づいたと言います。
「頭が痛くなるほど」
リトアニア出身のクリスティナさんも、「本当に、リトアニアでは風呂にカビが生えたことがなかった。日本のお風呂でカビを見つけて、すごくびっくりしました」と言います。 リトアニアでは浴室にヒーターがあったからか、カビが発生しづらかったそう。 湿度が高い日本の浴室では、カビ対策はどうやったら良いのか、教えてくれる人がいなかったので、インターネットで検索して、多種多様なカビ取り用洗剤を集めました。今では週に2度ほど、掃除を徹底しているそうです。 「昨日も掃除してました。頭が痛くなりました」と言っていたので、窓を開けて換気することの大切さを伝えました。