菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大(全文3完)現在の法律ではロックダウン難しい
アメリカを訪問して一般討論で演説したい考えか
共同通信:共同通信の吉浦です。よろしくお願いします。菅総理の外交日程についてお聞きします。来月9月下旬は自民党総裁選と、アメリカ、ニューヨークでの国連総会一般討論の日程が重なる可能性が高まっています。この一般討論の開催形態が最終的にどうなるかということにもよると思いますが、現時点で菅総理としては、アメリカを訪問して一般討論で演説したいというお考えでしょうか。また、同じ時期にアメリカでの開催が検討されている日米豪印、クアッドの首脳会合の調整状況についてもお聞かせください。 菅:まず国連総会への参加や、あるいは今言われた日米豪印の日程について、現時点においてまだ決まっていることはありません。そういうしっかりした日程が確定をしていないのが今の状況でありますので、それが確定してから考えたいと思います。 司会:それでは京都新聞、国貞さん、どうぞ。これで最後とさせていただきます。
ロックダウンがなじまないという判断の根拠は
京都新聞:すいません。京都新聞、国貞と申します。総理にお伺いします。いわゆるロックダウンについてお伺いします。総理は以前、日本にはロックダウンはなじまないというふうにおっしゃっていましたけれども、民主的な国家で言いますと、オーストラリアなどは厳しい規制を講じていって感染者を抑え込んでいます。日本は今までそうした強い対策を打ったことがない中で、総理は何を根拠になじまないというふうにおっしゃっていたんでしょうか。私には少なくともよく分かりません。例えば飲食など、休業・時短要請をした業者に対する補償のお金を出したくないという、そういう思いもひょっとしてあったのではないかというふうに思ってしまうんですけれども、総理の、なぜなじまないのかということをご説明いただけますでしょうか。 菅:私、これ、日本になじまないと申し上げたのは、やっぱり憲法上の問題、そうしたものをクリアしなければ、なかなか難しい問題だというふうに思っていますから、なじまないというか、日本に、現在の法律ではなかなか難しいというふうな思いの中で私はそのように申し上げました。 司会:大変恐縮でございますけれども、挙手いただいております方につきましては、後ほど1問メールでお送りください。後ほど書面にて回答させていただきます。以上をもちまして本日の会見を終了させていただきます。ご協力ありがとうございました。 (完)【書き起こし】菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大