菅首相が会見 「宣言」21都道府県に拡大(全文3完)現在の法律ではロックダウン難しい
福祉従事者、利用者に接種を優先的に行う考えは
大川:フリーランスの大川興業の総裁、大川豊です。連日のコロナ対策、お疲れさまでございます。総理にお伺いします。私、知的障害者施設の現場に行っておりまして、実を申しますと、まだワクチン接種が遅れておりまして、利用者さんの皆さんというのは、どうしても行動障害があってマスクができません。ですので大変多くの方が今コロナになっております。ですので、以前の質問で、高齢者に続いて福祉従事者、利用者、並びに家族に優先的に接種を行うというふうにおっしゃっていただいたのですが、まだそれが実は遅れて、今クラスターが起きているという状況が起きています。これをいま一度調査して、福祉従事者、利用者の方にワクチン接種を優先的に行う考えはありますでしょうか。 そして施設で、利用者さんも高齢化しております。ですので家族が亡くなられたり、家族と連絡が取れないという状況がありまして、重症化した場合、ECMOをやるとなると後見人の方が、サインができないという状況が生まれております。ですので今後のためにもそういった医療体制をどうするのか、ぜひともお考えを聞きたいのと、ぜひとも、まだかなりの多くの方が救急車でなかなか入れないという状況がありますので、オリパラ選手村等をコロナ専門野戦病院等にして、中小の機関から医療部隊を送り込んでもらう、そして介護の方も、医療的な寝返りなど、お得意な方がいますので、看護師法もあるとは思うんですが、介護ヘルパーの方にも医療資源として一緒に支援していただくという方法も、お考えがありますでしょうか。ぜひともお聞かせください。 菅:今、ご指摘をいただきました点でありますけども、障害のある方、それぞれ特徴があります。そうしたものに配慮しながら感染防止対策、ここは極めて大事だというふうに思っています。このために障害者向けの感染症対応のマニュアルを作成し、サービス提供と同時に必要な感染防止対策を、これ、示していることになっています。そして感染症対策の専門家による実地指導、こうしたものも行っているというふうに私自身は報告を受けています。 今いろんなお話がありました。施設職員に対する検査の徹底やワクチン接種、これを行いつつ、現場の声も丁寧に伺いしながら効果的な対策を決めていく必要があるというふうに思っています。もう一度、ここは私、調べさせていただいて、また状況を改善していきたい、こういうように思います。 司会:それでは恐縮でございますけれども、あと2問とさせていただきます。共同通信、吉浦さん、どうぞ。