大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文2)特措法に基づき病床の確保を要請
ホテル療養の室数をさらに増強
この辺りについては、いや、もう前に府の基準に基づいて確保してるじゃないか、ということもご意見はあると思うんですが、今非常にこれだけ増えているということで、もう一段のお願いをしたいと思います。ほか、取ってないところもあるじゃないかと言われるかもしれませんが、そこに感染症法上の知事の権限に基づくお願いをして、結果やはりまだもう一段必要だということなので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。ええ、それでいいかなと。 先ほどの、ちょっと1個前に戻してもらって、重症10床、それから、軽症・中等症47床。これは合計で57床、約60床の妊婦さんの専用の病床をつくってます。で、私が先ほど申し上げた、19床分娩可というのは、ここの内数です。この病床の中で19床については、そのまま分娩もできる。非常に高度な病院ですけど、そういったものもきちんと準備してるということです。 次です。ホテル療養について室数をさらに増強いたします。これだけ陽性者が出てくる中で、なんとか自宅でお亡くなりになる方を1人でも減らしていきたい。できるだけ早く治療、あるいは医療の下に置いて重症化を防いでいきたい。そのためにも、ホテル療養というのは非常に重要だと思っています。ですのでホテル療養、この間、数増やしてきましたが、さらに数を増やしていきたいと思います。今回それが実現できましたので、その発表をさせてもらいます。
追加で2400床を確保したい
まず8月15日時点、そうですね、8月、この第5波に入る少し前、第5波に入ってからもそうですけど、準備してたのは約4000室でしたが、これを6000室まで増やすということで発表させていただきました。この6000室については、本日を含めて、特に盆明けの週から、最終的に新規開設をしていきまして、その準備はもっと前からやっているんですけど、新規開設をして、実際に開設をしまして、6000室を確保いたしました。これはなんとか目指していきたいということで、府民の皆さんにご説明したとおりですけれども、なんとかここまで確保することができました。 さらに、先ほど申し上げたとおりの理由で、このホテル療養の室数を増やしたいと思いますので、追加で2400床、新規で確保したいと思ってます。合計、足せば8400室になります。31施設です。9月の上旬から中旬に確保をしていきます。順次開設をしていきます。 ここの確保に当たって、一番課題になるのは特に看護師さんなんです。医療従事者の方の確保が非常に難しいし、大変なわけですけれども、これに協力をいただいた看護師さんの皆さんに感謝を申し上げます。ありがとうございます。全国でもなかなかホテル療養増えないねといわれてるのに、なんで増えないのといったら、箱はわれわれもなんとか確保はできるんですけど、そこの運営していく上で、箱を確保するだけではやっぱり意味がないし駄目なので、そこで現実の運営は必要になります。 なんでホテル療養とか、あんなのどんどんビジネスホテル借り上げたらいいだけなのに増やせないんだっていう方、思われる方も多いかもしれませんが、実際そこで運営していく必要があります、現実問題として。そこについては医療従事者、特に看護師さんが24時間体制でホテル療養されている方を見るということになります。また、旗艦ホテルにはお医者さんを配置して、オンライン診療なんかもできるようにするということにしています。 また、それ以外のロジも必要になってきます。非常に、あとは移動手段が必要にもなってきます。いろんなものが組み合わせで初めてこれが実現できますので、ここをなかなか動かす、増やすっていうのは口で言うのは簡単ですけど、なかなか簡単に増えません。ただ、その中でこうやって増えることができたのはやっぱり看護師さんの協力がいただけた、関係者の協力がいただけたということなんで、そこのお礼を申し上げたいと思います。8400室です。31施設です。これはもう圧倒的な数だと思います。 【書き起こし】大阪府・吉村知事が定例会見8月25日 全文3に続く