大阪府・吉村知事が定例会見8月25日(全文2)特措法に基づき病床の確保を要請
陽性者の移動を担ってもいいという事業者を公募
あまり大きく取り上げられないんですが、実はここが非常に課題の1つとして浮かび上がってきています。今僕が申し上げた、いろんな事業をしようとすればするほど移動を伴います。もちろん病院に入るときは救急車であったりいろんな移動手段があるわけです。 ホテル療養についてもタクシー、160台ぐらい確保して1日450人から最大、今600人まで動かせるように、600人をやりくりするようなタクシー事業者にお願いするというようなことも、これはホテル療養ではやってます。ここも実は移動が課題だったんですけど、そういった課題も乗り越えて今回8400室までいこうということになってますが、これは見えない課題です。口で言うのは簡単なんですけど、この課題を乗り上げるのは結構大変。 これまでいろんなタクシー事業者にお願いをして、ホテルの移動であったりさまざま確保しましたが、もうちょっとお願いしても無理な範囲まで来ました。でも新たな事業についてどんどん展開をしていきたいと思っていますので、コロナの陽性者の移動をやってもいいという事業者を募集、公募をいたします。ぜひここはご協力をお願いしたいと思います。運送事業者の方、対象です。 どういう場面で必要かというのは先ほど申し上げたとおりです。自宅療養とか、宿泊療養とか、重症化を防ぐために、あるいは自宅でお亡くなりになるっていう例を1人でも少なくするために適切な治療をやっていきたい。そのときにどうしても移動が伴う。その移動を本来であれば自由にタクシー使ったりできないわけですから。ですので、ここの移動を確保する事業者をぜひ募集したいと思っています。
大阪府としても非常に困っている
契約期間ですけども、契約締結後、手を挙げていただいて対象になればただちに契約をさせていただきます。そして今年の12月31日まで。車両とか、台数何台ぐらい必要なの? ワンボックスタイプ何台ぐらい、小型バス何台ぐらいとかいろいろあると思いますが、そこはもう要相談です。ぜひ事業者の方は手を挙げていただいて、そしてわれわれとしてもちょっと相談させていただきたいというふうに思っています。 もちろんですけどもこれは陽性者を運送する、搬送するということになりますので、非常に重たい、救急車のように重たい陽性者を搬送するわけではありませんが、陽性者を搬送することには間違いないので、これは感染防止対策が実施されているということがやはり必要になってきます。 それから搬送の範囲ですけども、地域限定をするということも可能です。大阪全域である必要はありません。またホテル、短期入院の医療機関とか、巡回型による搬送の手段とか、いろいろ細かいことを決め出すといろんなことが出てくると思うので、一定、エリアを限定するのも可能です。ここについては詳しくは後日、府のホームページで募集を公表しますが、まずは電話で受け付けをいたします。今申し上げている、ここに書いているとおり電話番号、コロナ搬送調整班というのがこの中にありますので、平日の10時から17時まで受け付けますから、ぜひここに、今、非常に大阪府としても困ってます。たぶん全国でもいろんな事業をやるところは困ってると思うんです。コロナの陽性の患者の方、そこまで急病というような状況じゃない方になると思いますが、コロナの陽性の患者の方を病院とかそういったところにいろいろ送っていただく、病院と自宅に送っていただくと。そういったことをぜひ事業としてお願いをしたいと思ってます。 基本的なスキームはどうなってくるかというと、基本的には自宅療養者が対象になりますので、自宅療養者が直接その事業者に連絡すれば、その事業者のほうでその自宅療養者のところに行ってもらって病院、短期入院型の病院であったり抗体カクテルの外来病院であったり、そういったところに運送して送り迎えをお願いしたいということです。 金額等々についてはもちろん問い合わせいただいたらそこで話をさせていただきたいというふうに思っていますが、われわれとしてはやはりここの移動について、搬送する、コロナ陽性者。特に自宅療養の方でありますけども、比較的軽症の方になると思いますが、その方を搬送するためのご協力を運送事業者の皆さんにあらためてお願いをしたいと思います。