日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文4)新たな日本大学をつくり上げていく
阿佐ヶ谷のちゃんこ店へ行ったことは?
フジテレビ:フジテレビの【モリ 01:31:43】です。4名にお伺いします。阿佐ヶ谷の田中容疑者の自宅兼店舗のちゃんこ店で、日大の人事や重要な決定事項が行われていたとわれわれの取材で得ています。前に立たれている4名の方はちゃんこ店に行かれたことはありますでしょうか。また、行ったことがある場合は、いつ、誰と、どのような形で行かれたのかご説明してください。 加藤:今年はコロナ、昨年からコロナですのでほとんどありませんけど、基本的に年3回か4回か行きました。それは基本的に新年会とか、それから暑気払い。大勢で何人か、十何人かですね。もちろん1人で飲みに行ったことはありません。私、阿佐ヶ谷には。でも、そういう会で会費制で行われた会にもちろん参加して、会費を払って参加したことはございます。 渡邊:私も同じく年に2回程度ですか。会費制で払って、加藤先生と一緒のときもありますけれども、そういう形で伺ったことはあります。 長倉:監事の長倉です。私も2回ほど行っておりますけれども、これはやはり学校の会で行って、会費を払って出席しております。 熊谷:調査チームの熊谷ですが、一度もありません。 司会:それでは次の方にご質問頂戴したいと思います。いかがでしょうか。はい、お願いします。
いい大人が半分もいて、なぜ反対できなかったのか
朝日新聞:すいません、朝日新聞の三浦と申します。先ほどから理事会がなぜ反対できなかったのか、アメフト問題以降、ガバナンス不全がなぜ放置されてきたのか、これについて、なぜっていう点に1つもお答えいただいておりませんで、田中さんが校友会を背景にしたとおっしゃいましたが、半数の理事は本部、または教職の方ですよね。いい大人が半分もいて、なぜ反対できなかったんでしょうか。すごい怖かったんでしょうか。予算の問題じゃなく人事の問題ですか。ガバナンス不全もなぜ放置されてたんでしょうか。 加藤:なぜという大変難しいところですけれども、校友会だけじゃなくて学識経験、その他を含めますと理事会の中においては相当な人数を占めることになります。それから理事長指名理事というのも2名おります。ですから、理事会においてかなり、過半まではいきませんが、大きな勢力を占めることはもちろんございます。 なぜ、この理事会において何か議案を審議したときに、それに対して、なんて言うんでしょうか、田中理事長に対して意見を申し上げるということは、もちろん結構あったような気がしますけれども、ただ、理事がなぜ機能しなかったのかという、おそらくご質問かもしれませんけど、それはやはり、怖かったと、私自身はそういうあまり経験はありませんけども、ほかの方々については何かそういうことも、自己規制が働くようなことがあったのかもしれません。これについては私自身の感覚としてはあまり、田中理事長から何か圧迫を受けたとか、そういう経験は、私自身はあまり経験しておりません。ただ、いわゆるビジネスパートナーじゃありませんけど、教学と経営のほうで意見を戦わせていたことはございます。 ただ、先ほどからお話し申し上げてるとおり、いろいろなこういう不祥事やってまいりますと、やはり特にそういう事業部の問題などを考えると、われわれやはりちゃんとしっかりと、このチェック機能を働かせていかなきゃいけなかったんだなっていうことを十分に感じる次第でございます。なぜそれが理事会がチェックできなかったのかということになると、やはりちゃんとした情報開示と、それからしっかりとした、なんて言うんでしょうか、理事会が本来果たすべき機能が果たされていなかったことではないかというふうに感じます。