日大が記者会見 前理事長逮捕受け(全文4)新たな日本大学をつくり上げていく
たまったうみを本当に出し切る気があるのか
FACTA:月刊『FACTA』の宮嶋と申します。加藤さんの会見、これ、臨んだとき、どれほどの危機感を持っているのか、よく分かりません。それは日大にたまったうみを本当に出し切る気があるのか、それが問われています。私どもが日大の問題を取り上げたのは2012年。井ノ口が理事長相談役という名刺を持ってくると、これでうちの大学は大変なことになってる、助けてくれ、救ってくれっていうのがあるからやったんですよ。そうやって理事の皆さんもいたし、学部長の皆さんもいたし、皆さん頑張ってたんですよ。だけどそれを全部つぶして、私どもは日大から2億4000万の訴訟を受けて、私は今でも警察の保護措置なんですよ。 だから、あなたたちがなぜ抵抗できなかったことなんて私よく分かってるんですよ。でも一番問われてるのはうみを出すことですよ。【山田顕義 01:29:29】先生が【******01:29:30】ここで、それ、どうしてそこまで、このことの、この10年間にわたる腐敗構造、それから「寄附行為」変わったこと、これ、全部書きましたからね。私、その当時。それは、やはり本当にそこのところを決別してくれないと今までなんのためにやってきたか分かりませんよ。 だから本当にうみを出す気があるのか。本当に万死を値するようなね。あなた20、30人近い理事の辞表を預かったあなたの責任は重いんだけど、まず最初に田中さんもくそもないんですよ。4人の常務理事は全部知ってたんですよ、これ、基本的には。それ、まず即刻解任しないで、なぜ自浄作用が果たせるのか。そりゃ全員同じじゃないですからね、これは。この4人は黒い車に乗ってくるんでしょう、今でも。 だから、そこのところをはっきりさせて理事の責任をもう一度聞きたいですよ。適切な時期に辞めさせるってよく分かりません。株式会社で言えばこの4人は取締役ですからね、社外取じゃないですから。そういうところはっきりちゃんとやってくれないと情けないですよ。山田顕義先生に対してどうするんですか、本当に。うみを出し切ることと、いわゆる常務理事を含めた理事の責任について、最低でもしっかり説明してください。 加藤:一番最初に3つのことを申し上げましたけれども、やはりそれは1つの私の決意というふうに思っていただければいいというふうに思います。今、うみを出し切るという、うみというのは今までの日本大学の体制ということであれば、それを改正して、新たな日本大学をつくり上げていく、そういう決意でここに臨んでおりますので、ご理解いただけたらというふうに思います。どうぞよろしくお願いいたします。 司会:それでは次の方お願いしたいと思います。そちらの一番前の方お願いします。