記者会見冒頭、「学生・生徒、先生方、そして保護者の方々、また校友の方々、また日頃ご支援をいただいてる方々に対し、心よりおわびを申し上げます」と言って頭を下げる加藤理事長兼学長（左から2番目）ら

　日本大学の加藤直人理事長兼学長らは10日午後6時から記者会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「前理事長とは永遠に決別」日本大学が会見（2021年12月10日）」の中継開始時間に対応しております。 【動画】「前理事長とは永遠に決別」日本大学が会見（2021年12月10日） 　　　　　◇　　　　　◇

学長も田中体制を支えた1人だったのでは

共同通信：ありがとうございます。共同通信の【カワシマ　00:36:58】と申します。私の【＊＊＊＊＊＊00:37:00】2問伺います。最初に、田中前理事長の調査でお伺いしたいんですけれども、後半におっしゃっていただきましたけど、田中前理事長の体制は専横というか、独裁的な体制だったとお伺いして。田中前理事長の体制が独裁的であったっていうふうに認識されてるかっていうのをあらためて伺いたいのと、決別するとおっしゃったんですけど、逆に今までなぜ決別できずにこれだけ長期化したかというのをご分析されているのか伺いたいです。 　2問目は、学長もその田中体制を支えたお1人で、イエスマンの1人であったんじゃないかという指摘もあると思うんですけれども、学長自身の責任、今後お辞めになるのかとか、そういったことも踏まえてご自身の責任、伺えますでしょうか。 加藤：ご存じのとおり、現行の私立学校法におきましては理事長の権限を大変強化し、学校法人を総理するということになっております。従って、理事長の権限というのは大変大きいものでございます。ただ、それは法的な条件の下での総理でございますので、私自身は教学を担当しておりましたので、田中前理事長から教学方面についてはそれほどの、なんて言うんでしょうか、圧力を受けたっていうことはございませんけれども、ただ全体の流れとして、田中理事長の意思が法人の中で大きなウエートを占めていたことは間違いないというふうには思います。

理事として大変大きな責任を感じている

　もう1つ、第2点でございますが、もちろん私もまだ学長になって1年ちょっとでございますので、田中体制を支えたかどうかというのはまだ評価される前であるというふうに思いますが、もちろん理事として大変大きな責任を感じているところでございます。ただ、学校の規定において、「寄附行為」と申しますが、これは会社で言うと定款でございますが、その規定において学長は理事であるということで、ほかの者は各選出母体から選ばれた理事でございますが、学長だけは実は学長イコール理事となっておりまして、私1人はちょっと辞めることはできないということなんで、今回、私が1人残り再建策をちょっと練らざるを得ない、そういう状況でございます。 　全員の理事が辞任願を出しておりますので、私を中心となって現在残っていただいておりますけれども、新しい体制ができ、その新しい体制の下で新案が出てくれば私もそのときに理事長に、その他についてもやはり進退を考えていきたいというふうに考えております。以上です。 司会：続いてどなたか。それでは真ん中の列の前から2番目の方、お願いします。