新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文4完)2回接種を基本にしていきたい
医療従事者数と「4万人」の違いは?
共同通信:あらためてすいません、共同通信のタケオカといいます。4万人の医療従事者にあしたから接種を始めるということと、あと、あした都道府県から医療従事者の数の報告が上がってきて、ワクチン配分量を今週中にも決めるというお話がありました。都道府県から上がってくる医療従事者の数と、この4万人というのはどう違うんでしょうか。 河野:4万人については100の医療機関で先行接種に応じてくださる方、100の医療機関は、これ、1月かなんかに発表したんだと思いますが、その100の医療機関の中で先行接種に応じてくださる方を募ったところ、4万人手を挙げてくださったということで、先行接種があしたから始まります。それに加えて、この新型コロナ感染症に関わる可能性の高い医療従事者の方を、都道府県を通じて今、数を報告してもらうというのが、あす上がってまいりますので、その数をベースにワクチンの配分量を決めていきたいというふうに思っております。 共同通信:大臣、先ほど全員が全員希望するわけでもないというようなお話がありましたけども、そうするとこの、あした都道府県から上がってくる数っていうのは、4万人の内数になる? 河野:いえ、4万人はもう先行接種を希望されている、先行接種に応じてもいいよと言ってくださっている医療従事者ですから、これは全国の100の病院であすから打ち始め、3月の10日から2回目が始まるというスケジュールです。あした上がってくるのは、都道府県から報告を求めているのは、新型コロナウイルス感染症に関わる可能性の多い医療関係者の数を都道府県から上げていただくわけで、意向調査をして上がってくるわけではないと私は承知しておりますので、その数の中のどれだけがワクチン接種をするかは、まだ分からないというのが正直なところだと思います。 司会:ほか、いかがでしょうか。東京新聞の井上さん。
希望者全員が接種し終わる時期の見込みは
東京新聞:東京新聞の井上です。すいません、先行接種や高齢者が終わったあとの一般の方の接種なんですけれども、先ほどもおっしゃったように令和3年前半までに国民に必要な数量を確保ということですが、希望する方全員が接種し終わる時期というのをいつごろと今、見込んでいらっしゃるのか、また目標などがあれば教えてください。 河野:現時点ではまだ定かではありません。ワクチンの供給スケジュール、それからアストラゼネカモデルの、ワクチンの承認のスケジュールというのもあると思いますので、まだ現時点でなかなかそこまで先を見通すのはしておりません。 東京新聞:実施期間はおおむね1年間ということですけども、この期間では終わるという認識でしょうか。 河野:少なくともそこで終わらないといかんとは思います。 司会:ほかにいかがでしょうか。よろしゅうございますか。もうございませんね。それでは以上をもちまして、会見を終了いたします。ありがとうございました。 河野:ありがとうございました。じゃあよろしくお願いします。 司会:記者の皆さまは大臣が退室するまで着席でお願いいたします。 (完)【書き起こし】新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見