新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(全文1)副反応の情報はしっかり発信したい
ワクチン接種の体制整備を担う河野太郎行革担当相は16日午後、新型コロナウイルスのワクチン接種に関する記者会見を行った。 【動画】新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(2021年2月16日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「新型コロナのワクチン接種開始へ 河野担当相が会見(2021年2月16日)」に対応しております。 ◇ ◇
約4万人の医療従事者にあすから接種を開始
司会:ただ今から河野大臣の記者会見を始めます。初めに大臣からご発言がございます。そのあと皆さまから質問をいただきます。それでは大臣、よろしくお願いいたします。 河野:お疲れさまです。ファイザー社の新型コロナワクチンについて、2月14日の日曜日に厚生労働大臣から特例承認が行われました。昨日、厚労省の審議会で、実施期間はおおむね1年間。接種対象者は16歳以上の方とする。1回目を接種した3週間後に2回目を接種する。こうした方針が公表されました。予診票はお手元にお配りをしているかと思いますが、そのとおりで確定をいたしました。これを受けまして、100の医療機関から先行接種の候補者として提示をいただいておりました約4万人の医療従事者に対して、あすから接種を開始いたします。この4万人のうち、約2万人の医療従事者に継続的に観察日誌を記入していただいて、接種の安全性についての調査を行うことになります。最初の、1回目の接種から3週間後の2回目の接種、さらに2回目の接種から28日間、合計で7週間日誌を付けていただくということになります。 先週、EUからワクチンの第1便が到着し、6万4350バイアル届きました。まずは、この100の医療機関に対して、医療従事者の先行接種のために2回接種できるのに十分な量をお届けいたします。おそらく今日の6時ごろ、最初の場所に到着することになるのでないかと思います。先行接種用に配布したワクチンに余りが出た場合には、先行接種以外の医療従事者の接種に順次活用していただくこととなります。厚労省の推計で医療従事者約370万人と推計をしておりますが、あす、各都道府県からそれぞれの都道府県のこのコロナウイルスに関する医療従事者の数の報告が上がってくる予定ですので、それに応じて各都道府県に配分するワクチン量を今週中にも決定していきたいというふうに思っております。