菅首相が「宣言」延長&「退陣」会見(全文3完)ワクチン・検査パッケージ導入を検討
必要なことは先送りせずにやっていこうと
それとか、やはり自衛隊関係の中の土地の問題だとか、そうした非常に国会で論争となるというんですか、論点になりそうな問題も、必要なことはやり始めてきたと、そういうことですし、それと同時に、そうしたことを、これは、私はできなかったんですけど、国民の皆さんに説明して理解をしてもらうのが、これは政治の役割だというふうに思っていますので、そういう必要なものについては先送りしないで、できることはしっかりやっていこうという、そういう思いの中で取り組んできたということであります。 司会:それでは大変恐縮でございますけれども、あと2問とさせていただきます。それでは毎日新聞の小山さん、どうぞ。
人事の行き詰まりが原因の1つでは
毎日新聞:毎日新聞の小山です。総裁選断念の経緯についてあらためて伺います。総理は役員人事をされようとしていましたけれども、そもそもこのタイミングでなぜ役員人事に取り掛かろうとしたのかというのをあらためて伺いたいのと、不出馬に至った経緯として、人事の行き詰まりが原因の1つだったのではないかとの見方もあります。この点についてはいかがでしょうか。 菅:私は先ほど来、申し上げていますけども、かねてより新型コロナ対策最優先、そうしたことを国民の皆さん、記者の皆さんの前で何回となく申し上げてきました。そういう中で、12日というのが私の心の中にあったということは事実です。感染を解除できなくて、またそこを続けるようになったらいいのかどうか。それと同時に私自身、さまざまなシミュレーションを、解散のシミュレーションとかいろんなシミュレーションを行ったということも事実です。 しかし、そうしたことを考える、あるいはまた、役員人事、これは自民党は総裁の専権事項ですから、そこは総裁として、役員人事というのはやれればやりたいという思いで、そうしたことも考えていたことも事実であります。 それと同時に、先ほど来、言っていますけど、この感染拡大をどうするのか、放置していいのかどうか、そういう、心の中で私のそうしたことがあったということも事実であります。そういう中で出馬をすべきではないと判断をして、最後までコロナ対策に全力を尽くしてやってきたから、そこはやり遂げようという形で今に至っている。こういうふうに思います。 司会:それではJAPAN Forwardのアリエルさん。こちらで最後とさせていただきます。