小池都知事が記者会見10月9日(全文2完)ロックダウンに言及は正しかった
どのぐらい五輪経費を削減すれば国民の理解が得られるか
テレビ東京:すいません、テレビ東京の吉田です。今週、五輪の簡素化について、その効果が300億円と試算が発表されました。今後も削減努力を続けていくということなんですけれども、知事は常々、開催には国民の理解が必要ということをおっしゃっていますが、今後どのぐらい経費を削減すれば国民の理解が得られると思うかお考えを教えてください。 小池:この簡素化についてはIOC、そして組織委員会と共にサービス水準をどうやって最適化するのか、どうやって合理化するのかということで議論を重ね重ねてきたものであります。また、延期によって生じるコストがさまざまございますので、それらをいかにして圧縮していくかということを、それ担当の皆さま方が時間を惜しみながらも対応、検討してこられたわけであります。これまで成果として、先月行われました調整委員会のほうでは、52の見直し項目が合意されました。その概算の数値についておとといIOCの理事会で報告されたものであります。 これらの縮減の検討でありますけれども、今回の簡素化はやはり相手というか、IOCがあったり、IF、そこにつながるNF、各国のそれらの理解が必要でありますので、これまで連携して行った成果であろうかと思います。国民、都民の皆さま方の今後のご理解を得るということは、これはもういずれにしても不可欠でありますので、またコロナ禍を経て、そしてまたそれを、コロナ禍を越える努力を今しているわけでありますけれども、新しい形のオリンピック、そしてパラリンピックのモデルを示していくということも必要になってまいりますので、それらのことを都民の皆さんに知っていただく努力も引き続き行っていきたい。 きのうセバスチャン・コー、世界陸連の会長が来られました。最も多くの種目を有しておられる、その分、団体が多いわけですね。コー会長のほうにも、どのような形で東京大会を安全・安心に行っていくのか、それぞれのところにご理解いただけるように、ぜひコー会長からもお伝えいただきたいということをお伝えもしたところであります。ぜひ、それらの簡素化、そしてまたどういう形でやっていくのかについては、これからも関係者それぞれ協議を重ねながら、それが東京大会のレガシーともなるような、そういう形で進めていく必要がある。そのためにも繰り返しになりますが、都民、国民の皆さんにお伝えするところはお伝えをしっかりとしながら、ご理解を賜るようにしていきたいと考えております。