小池都知事が記者会見10月9日(全文2完)ロックダウンに言及は正しかった
東京都の小池百合子知事は9日、都庁で定例記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「都議会でコロナ対策の補正予算可決した」(2020年10月9日)」に対応しております。 【動画】小池都知事「都議会でコロナ対策の補正予算可決した」 ◇ ◇
ロックダウンという強い言葉を用いた理由は
東京新聞:東京新聞の岡本です。よろしくお願いします。先ほど幹事社質問でもあったコロナ対策の検証の報告書について伺います。報告書では、知事が3月にロックダウンの可能性に言及したことについて、西村大臣の緊急事態宣言の発令が遅れる要因にもなったという趣旨の証言も紹介されています。知事は当時、専門家の指摘を紹介する形でロックダウンの可能性に言及されたものと理解していますが、一方、当時の、現在もですけれども日本の法律ではヨーロッパの一部の国で行われたような強制的な都市封鎖はできない状況だということは当時からも明らかだったと思います。そういう状況の中で、知事がなぜロックダウンという強い言葉をあえて用いたのか、当時の判断の理由をあらためて教えてください。またその。 小池:もう一言で、まだ続く? 東京新聞:すいません。その発言の結果、功罪いろいろあると思うんですけれども、今、振り返ってその発言というか判断は正しかったというふうに思いますか。 小池:あとからお答えする部分は正しかったと思っています。やはり皆さんが感染症というものについて、わが国においてはSARSもMERSも経験していない中でこういう状況に直面したというところでの、尾身先生をはじめとする専門家の先生方が使っておられた概念ということについて触れたものでございまして、それらについては多くの都民の皆さん、また国民の皆さま方が、非常に感染症に対しての意識を高められたというふうに思っております。 むしろ政府の対応との関連というのは私はちょっとよく、その辺り感覚が違うのか、理解については理解できない部分もございます。いずれにしましても、この感染症対策っていうのは国民や都民の皆さんのご理解があって初めてできるものであります。そしてまたそれぞれ個々人や、またご家庭がいろんな備えをされているからこそ、今もこのようにマスクをされたり、そしてまたさまざまな手指消毒などを徹底して行っていただいているということは意識が高まった、この効果でもあり、また日本が大切にしてきている公衆衛生の観念が、またその観念ですね、これについて非常に深く、そして広く定着しているからではないだろうかというふうに考えております。