大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文3完)帰省はできるだけ控えて
重症センターに患者が来なくなったらどうするのか
京阪神エルマガジン社:すいません、それで今後、重症者が減少傾向になって、重症病床センターにいらっしゃる方がいなくなったってなったときの、全国から派遣されてくる医師、医療従事者の方たちっていうのはどのように調整されていくんでしょうか。 吉村:全国で、全国知事会で主に派遣していただいてる方は約1カ月のお願いをして、そういう約束で来てもいただいてくれています。あとは自衛隊の皆さんは2週間です。ですので、今、引き続き募集もしてまして、今、フリーランスの方も含めて20名程度、そういった経験がある方から、本当に具体的な応募もあるという状況ですから、これは動きだしのときにはそういった方が、少したってからになると思いますけど、そういった、人が動いていくということも前提にした上での運営というのを心掛けていきたいと思います。 ここはセンター長、藤見センター長と、あと常設の5人の医師の先生を中心に重症センターのマネジメント、これはやっていただけると思います。で、重症センターは皆さんも見ていただいたとおり、分かるとおり、全てのコロナに特化した、コロナの重症者の治療がうまくできるようにっていうので特化した施設にしています。人工透析なんかの方も可能にしてますし。 そういった意味では運用のルールというか、それが一定、固まってくれば、効率的に重症者の方を診ることもできると思ってますので。今は130人で30床となってますが、そこは効率的な運用も、もう広い一面の施設ですから、その辺りはセンター長の下で適切に運営していくことで継続できるんじゃないかと。全国知事会でお願いしている26名の方の分というのはフォローアップしていけるというふうに思ってます。 司会:最後に質問ある方いらっしゃいますか。
協力金は財政調整基金を取り崩して充てるのか
大阪日日新聞:すいません、大阪日日新聞の山本と申します。知事先ほどおっしゃってました、協力金の財源なんですけれども、こちらは財政調整基金を取り崩して充てられることになるんでしょうか。 吉村:そうですね。大阪府の分については財政調整基金から出動するということになると思います。で、ここは大阪市の支出が結構大きなものになると思いますが、これは本当に松井市長に感謝申し上げたいなというふうに思います。20万円は独自の財源からの支出になると思うので、それは大阪市全域ですから、前回の2倍になります。今回、国が2万円から4万円に、国と自治体の共同の分は上げてくれたことに加えて、大阪市はさらに20万円をやめるということをしないわけなので、そういった意味では大阪市の松井市長がそこの財政をしっかり支援するというふうにやってくれてるというふうに思ってます。もちろん大阪府も必要な財源というのがありますけど、そこは財調基金から出動するということで運営できると思ってます。