大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文3完)帰省はできるだけ控えて
会議が形骸化しているのではないか
NHK:すいません、NHKのサトウです。今回の会議を見ていると、冒頭の知事のご発言と、あと、各部局からの発言のそのままにだいたい会議が進行して、そのままに決まったように思うんですけれども、会議が形骸化してるんじゃないかなというふうに感じておりまして、日中にもしいろいろな会議がされてるのであれば、そういった会議を公開するほうが意思決定の過程とかっていうのが分かりやすいのではないかなと思うんですけれども、そちらはどうでしょうか。 吉村:この会議も1時間やってますんでね。それ、しゃんしゃんの会議ではないだろうなというふうには思ってます。で、その前のいろんな会議っていうのはありますが、それはもう議事録ちゃんと残すように僕も指示もしてますんで、そういった意味ではフルオープン制は他のどの自治体にも負けずやってるんじゃないかなとは思います。そのやり方で進めていきたいなというふうに思ってます。
インフル流行期も懸念事項に加えるのか
京阪神エルマガジン社:すいません、エルマガジンの岡田です。2点質問させていただきます。年末年始が29日までの要請なんですけども、今後、医療関係の方の会議、専門家会議などでは、インフルエンザの流行期なども念頭に置いた会議もされていて、解除の29日になったら皆さん府民の方たちとかは外出したりとかもされるのかというのも、インフルエンザの流行期なども今後の懸念事項としてどういうふうに考えて判断をしていくのかとかも教えていただけますか。 吉村:インフルエンザの流行期も、それで発熱が増えるというのを備えて、検査件数を増やしていこうということで今やっています。で、発熱外来、これはクリニックの先生方にもご協力もいただきまして、1200の今、クリニック・診療所が検査していいよというふうにご協力もいただいております。そのほかの検査能力も増やしておりますので、今は約1万件ぐらいの最大の検査能力をなんとか確保できてるという状況です。 で、先ほども質問もありましたけど、12月29日以後の府民の皆さんへの呼び掛けは、28日か25日辺りの本部会議で、そのときの感染状況を踏まえて判断したいと思ってます。ただ、帰省はちょっと今回はできるだけ控えてくださいねっていうのが今の到達点です。 あとは、インフルエンザについては、これからちょっとはやるかも分かりませんが、もう今の段階ではほぼゼロというか、例年と比べたら、この間も専門家の人と話したら、ほぼゼロの状況ですとなってるので、今のこのコロナ対策で皆さんが取っていただいている、マスク、手洗い、うがい、消毒、意識を高めていくということをやることで、ほぼインフルエンザっていうのが出てない状況なのかなと今は。これを続けて、例年ぐらいわっと増えてくるかどうかは、ちょっとこれは僕もそれは分からないですけれども、今はもうほぼゼロのような状況になっているというふうにも聞いてます。ただ、高齢者の皆さんにインフルエンザの予防接種、無償化っていうのを大阪、先駆けてやってますから、これは高齢者の皆さんにやっていただけたらなと思ってます。