大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文2)12月下旬までには下降曲線に
大阪府の吉村洋文知事は14日、新型コロナウイルス対策本部会議後に囲み取材に応じた。 【動画】大阪府がコロナ対策本部会議 時短要請を市全域に拡大へ(2020年12月14日) ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府がコロナ対策本部会議 時短要請を市全域に拡大へ(2020年12月14日)」に対応しております。 ◇ ◇
30床の運用はもう可能
吉村:確保数については現に今の状態で130床動かせるというのは確保してるわけですから、これは30床分母として加えるというのはやっぱり適切だろうとは思ってます。加えて今、いろんなフリーランスの方も含めて、今の130人以上の募集もあるという状況ですし。今はこれから、15日から初めて動きだしますから、最初は当然数床からですけれども、看護師さんのチームワークなんかもできてきたときに、あそこは見てもらったとおり、ガラス張りのセンターが真ん中にあって、あとは全部それぞれ個室の壁もない、全てが効率的に運用できるICUセンターにもなってますので、そういった意味では30床の運用というのはもう可能だというふうに思ってます。確保数としてやっぱり入れるべきだろうなとは思います。ただそれは実運用数っていうのはきちんと出してますから、そこに30の実運用数を入れるということは考えてはないです。
これまでの対策の効果が出ていないのか
朝日新聞:すいません、朝日新聞社の多鹿です。感染の急拡大は脱したけれども高止まりの状態が続いているので、今回さらに強い要請に踏み切ったということだと思うんですけれども、これまでの対策の効果が期待していたほど出ていなかったということなのかなと思いますが、それについての受け止めをお願いします。 吉村:もちろんこれは減少するのが一番いいわけですけれども、逆に言うと、今、全国では、どちらかというと全体では増えてきている中で大阪においては微減、少し減少、頭打って減少に入っているというのは、やはりそういった事業者の皆さんに協力したもらった効果だと思っていますので、僕は、減少までは確かにいかなかったけども、ある一定の効果が出ているというふうに思っています。期待したとおり全て減少って簡単にはなかなかいかないかもしれません。それが一番良かったわけですけど。今全体では増えてきている中で、東京なんかも600超えて過去最多っていうのがばんばんと連日報道される中で大阪は、なんとかそこは過去最高っていうのを抑えながらも少し微減の状態になっている。 つまり冬になるとどんどんたぶん増えてくる、ほっといたら増えてくると思うんですけど、そこは感染拡大を防ぐ力と感染拡大する力とのバランスを考えたときに、感染拡大を防ぐ力のほうがなんかとか今、少し勝っているという状況なのは、一定の効果が出ているというふうに思っています。 あとはやっぱりさらに、今、ただ重症者が大阪は多いですから、重症病床の使用率も非常に逼迫しているので、非常にそこに強い危機感を持っています。もう一段、感染拡大の、今、横に高止まりになっていますけど、次また右に上がっていったらそのあと必ず重症者増えてきますので、そうさせないようする。そして感染の拡大を抑えていくことによって、重症者は必ず減りますから。やっぱり感染拡大を、今の力だと感染拡大もしないけど減少もしないという中で、今、そういうバランスになっているとは思うんですが、ブレーキのバランスをもう少し強くすることで今度は感染の減少のほうに持っていきたい、持っていかなければいけない状況に大阪はあると思って、今回の拡大の措置をしたということです。 あとは、もう1つやっぱり心配なのは、年末年始の体制強化の話、今日、会議でもしましたけども、今これから感染する人っていうのは年末年始に入院することになるので、医療の負担をできるだけ減らすという意味でも、年末年始に感染することを防ぐということも重要なんじゃないかと思っています。 朝日新聞:ありがとうございます。