大阪府コロナ会議後、吉村知事囲み取材(全文3完)帰省はできるだけ控えて
インフルの未流行をどう捉えているのか
京阪神エルマガジン社:すいません、インフルエンザの状況がゼロっていうことに関することと、コロナの今の状況っていうのは、どのように捉えていらっしゃいますか。インフルエンザが当初、8月ごろだったりのころは、インフルがはやるかもしれないっていう懸念がすごくあったとは思うんですけども、今はもう実際はやっていない状況が続くかもしれないっていうのを今後どのように捉えて判断をしていくのかっていう点で。 吉村:もう検査の計画は立ててるので、何か検査の計画を変更するという前提がだいぶ変わってきてるんですけど、そこまでは考えてなくて、検査はできるだけ増やしていきたいなというふうに思ってます。 インフルエンザはちょっと、まだどこかで、1月ぐらいではやるかも分からないし、ちょっと僕もそこまで予測はできないですけど。今は例年と比べたらやっぱりほぼゼロに近い状況になってるというのは特筆すべき状況なのかなと思いますし。これもいろいろやりとりしてる中で、そういったことをおっしゃる先生方もいらっしゃったので、僕も、そのバージョンもあり得るなとは思って今対策を取ってきたんですけど。 これはたぶん皆さん、記者とのやりとりでも残ってると思うんですけど、インフルエンザがそういった意味ではわーと広がる状況になってないことは望ましいことだなというふうには思ってます。インフルエンザがわっと広がってくると、発熱がどっちか分からない状況になっちゃうので、そういった意味で、インフルエンザが今、抑えられてるっていうのは、コロナはこの状況ですけど、なんとか望ましい、まだより良い、より良いっていう言い方が難しいけど、まだましな状況になってるんじゃないかなとは思います。ダブルで広がるともう分からなくなってくるんで、そこはできるだけインフルエンザもこのままはやらずにこのひと冬は収まってもらいたいなと思います。
重症センターのスタッフへの言葉をいただきたい
京阪神エルマガジン社:あとすいません重症病床センターに関してなんですけれども、全国から派遣があったということで、あらためて看護師さんや医師の方たちに対しての言葉をお願いできますか。 吉村:本当に重症センター、これはコロナのICU専門のセンターですから、やることも非常に大変な仕事になるんですけど、そこにそれを踏まえた上でも手を挙げていただいた看護師の皆さんには本当に感謝を申し上げたいと思います。またこれにご協力いただいた、全国知事会の皆さん、13府県の皆さんにご協力もいただきました。本当に重ねて感謝申し上げたいと思います。 そして最初の立ち上げ期には自衛隊の方も3名入っていただけるということで、本当にいろんな方のご協力があって、今大阪、重傷者非常に厳しい状況なんですが、なんとかこの重症センターを大きく前へ動かせる原動力ができたというふうに思ってます。 また全国の皆さんがこうやって協力いただけるというのもある中で、府内の看護師さんであったり、府内の病院もやっぱり積極的にこれやろうと手を挙げていただいてると、こういう連鎖が起きていることにも本当に感謝を申し上げたいと思います。なかなか重症センターで、これ、病院じゃないですから、臨時施設ですので、どこかの病院に所属してやる話じゃないので。そうじゃなくてももともと看護師さんの確保が難しい中で、新たにつくったこの施設に来ていただけるっていうのは、本当にもう感謝でしかないです。ありがとうございます。