《いまこそ加入すべき保険》貯蓄や資産運用を兼ねた“一石三鳥”の「変額保険」「外貨建て保険」は加入者増加 “老後の救世主”となる「個人年金保険」のメリット
金利が高い外貨で安定的に運用できる
ファイナンシャルプランナーの牧野寿和さんは、「円よりも金利が高い『外貨建て』も保険のメリット」だと解説する。 日本の金利がほぼゼロに近いいま、アメリカなど海外では4%を超えており、プラスの資産運用が期待できるのだ。 「貯蓄性があり、為替差益や高金利のメリットを受けやすいのが外貨建て保険です。円高のときに加入していれば、保険料をより安く抑えることもできる。 ただし、現在は長らく円安の局面が続いているので、いま加入して解約する際に円高になっていれば、為替差損が出る場合もあります。よく確認して判断した方がいいでしょう」 為替に左右されるため、トランプ次期大統領就任など地政学的リスクが高まると、加入や解約に不安を覚える人もいるだろう。牧野さんは「目的を見失わないで」とアドバイスする。 「確かに、円安になると毎月支払う保険料が増えます。しかし、いま入っているものを満期まで持てば、少なくとも解約返戻金は減らないうえ、元本割れのリスクも減らせます。 また、株や投資信託とは異なり、市場の動向に左右されにくいのも保険の特徴です。もしもの場合は保障も得られるため、長期的な視点を持ちましょう」(牧野さん) ※女性セブン2025年1月2・9日号