「 オン 」飛躍の年を支えた3つのアプローチ。ゼンデイヤ起用やロエベとのコラボも
革新的素材とテクノロジーで持続可能性を追求
オンはまた、持続可能な素材と生産プロセスに投資することで持続可能性にもフォーカスしている。これは、同社のプレミアムな位置づけや環境意識の高い若い消費者層の期待に合致する。「持続可能性は、当社にとってトレンドではなくコミットメントだ」とマウラー氏は語った。「当社では、環境への影響を減らしながらイノベーションを可能にする新しい素材とテクノロジーを常に模索している」。 その一例が、今年4月に発売されたスプレー式シューズのクラウドブームストライクLS(Cloudboom Strike LS)だ。独自のライトスプレー(LightSpray)テクノロジーにより、シューズのアッパーを3分で作成でき、従来のスニーカーに比べて炭素排出量は75%削減される。最初の発売分はすぐに売り切れたが、今後数カ月から2025年にかけて、一部の国で再入荷する予定だ。 目標は、アスリートと一般消費者の両方にアピールする方法で、パフォーマンス、スタイル、持続可能性を融合することだ。「ゴールははるか先だ」とマウラー氏はいう。「まだまだやるべきことがある。我々はスタートラインに立ったばかりだ」。 [原文:Inside On’s breakout year: Luxury, performance and Gen-Z appeal] ZOFIA ZWIEGLINSKA(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:戸田美子) Image via On
編集部