里村明衣子が故郷・新潟でのラストマッチで初対決の安納サオリに完勝し「今の女子プロレスの象徴の選手。尊敬します!」と絶賛!
9日、センダイガールズが1年2ヶ月ぶりとなる新潟でのビッグマッチを開催。メインイベントでは故郷・新潟での最後の試合となる里村明衣子が、初対決の安納サオリと一騎打ちを行った。 重みのある里村の攻撃の数々に、持ち前の柔軟性を生かした闘いで応戦する安納。執拗なローキックの連発から2発目のデスバレーボムを決めた里村はスコーピオ・ライジング。しかし形が崩れて当たりが浅いとみるや、ダメ押しの2発目を叩き込んで試合を決めてみせた。 マイクを持った里村は「安納選手は今の女子プロレスの象徴の選手だと思います。強いだけじゃダメ、実力だけでもダメ。キレイで可愛くて、広告塔になれて発信力があって頭が良くて…すべてそろってるのが安納サオリです!フリーになって3年間いろんな団体に上がって、ここまで自分の座を勝ち取ってきたこと、尊敬します!今日は試合できてホントに嬉しかったです。ありがとうございました!」と絶賛すると、「辞めるまでにあと半年あるから、何度でも突っかかってこいよ!」と通告。会場のファンに対し「来年の4月29日、後楽園ホールで引退します。もっともっと里村明衣子をピークに持って行くので、見ていてください!」と呼びかける。
ここで仙女のシングル王者である岩田美香がリングに上がり、「里村さん、私は憧れだけでは終わりたくないんですよ。里村明衣子がいない仙女のリング、私がチャンピオンとしてこのベルトの価値、高めてきました。仙女のトップはこの岩田美香です。興味ないですか!?」と対戦要求。里村は「おい!よくここまで来たな!誇らしいよ。でも、まだセンダイガールズのトップとは認めねぇよ!今の里村を味わってから、そして勝ってから来いよ。そしたらトップとして認めてやるよ。1対1でやるのか?やってやるよ」と応じてみせる。 岩田は「里村さんの本当のトップってなんですか?私は私が想像するトップを目指していきます。敷かれたレールを歩いていく岩田ではありません。11月17日、後楽園ホールでDASH・チサコから必ずこのベルト防衛して勝ってきます。11月30日(エディオンアリーナ)大阪、待ってます」と言い放ちリングを下りる。岩田が引き上げると里村は「面と向かって対戦できるうちは全力で闘って、私は勝ち続けます!」と宣言した。 続いて里村は「15歳の時に(初めてプロレスを観戦した)ここが原点で、プロレスの修行が始まりました。引退を決めた1つの理由に、両親が元気なうちに…最後までしっかりと健康な体で引退して、安心させてあげたいというのが本音です。新潟は本当に特別な場所です!生まれ育った新潟に私は誇りを持っています!私が引退した後もこの女子プロレスを、私はもっと大きくするために人生かけていきます!皆さん見ていてください。今日はありがとうございました」と涙を見せながら大会を締めた。