【医師監修】妊娠中のセックスはどこまでOK? 性行為の頻度や気をつけたいこと
人には聞きにくい妊娠中のセックスのこと。いつまでしていいの? 流産や早産のリスクは? おなかの赤ちゃんへの影響は? 安全にする方法は? など、気になるあれこれを産婦人科の医師に聞きました。 【画像】妊娠したら気になる、最新 赤ちゃんの名前ランキング100
妊娠中の性行為、どこまでしていいの? 気をつけることは?
セックスは夫婦のコミュニケーションの一つですが、妊娠中はおなかの赤ちゃんへの影響を心配するあまり、できなくなってしまう人も。ルールを守れば、妊娠中でもセックスはNGではありません。妊娠中の性行為について気をつけることを知っておきましょう。
無理はしない
少しでもママの体調がすぐれないときはやめましょう。また、負担がかかる体位や激しいセックスはNG。途中でおなかが張ってきたりしたときは、すぐに中止してください。
コンドームを使用する
精液に含まれるプロスタグランジンには、子宮収縮を促す作用があるため、コンドームを使うのが鉄則。また、妊娠中は免疫力が低下しているため、性感染症のリスクもアップします。最近は梅毒の感染者が激増しているほか、クラミジアや淋病なども増えています。「妊娠中は避妊の必要がないからとコンドームをしなくていい」という考えは間違い。性感染症からおなかの赤ちゃんを守るためにも、コンドームは必要です。
気持ちがのらないときはしない
妊娠すると、おなかの赤ちゃんのことが心配になって、その気にならない場合も。夫が求めても無理にすることはありません。男性は、女性の妊娠中の体調やメンタル面を想像できないこともあるので、ただ拒否するのではなく、「今はしたくない」という自分の気持ちをちゃんと伝えましょう。そうでないと、男性のほうも不安や不満がたまってしまいます。
挿入を伴う性行為以外のスキンシップもアリ
妊娠中のスキンシップはセックスだけではありません。コミュニケーションをたくさんとることはもちろん、ハグやキス、手をつなぐなど、挿入を伴う性行為以外のスキンシップでも愛情を伝え合うことはできます。ただし、オーラルセックス(性器と口の接触)には注意! 梅毒はオーラルセックスでも感染します。挿入を伴わないからといって、安心できないことも知っておきましょう。