伝説の古着屋・Hanjiro(ハンジロー)の軌跡:元商品企画部マネージャー高山亨さんが語るその裏側
高山さんが古着と出会って約30年。高山さんにとって古着は「人生そのもの」であり、ハンジローで受けた影響は計り知れない。
「ハンジローで受けた影響は、簡単な言葉にはできないですね。 僕はハンジローの中でも、少し特殊でいろいろな部署を担当させていただきました。大体の人は販売スタッフとして終わるところを、内装のお手伝いをさせてもらったり、在庫管理の倉庫を担当したり、古着の買い付けの部署を担当したり、オリジナルブランドの部署を担当したり…。これだけ多くのことに携わったのは、恐らく僕を含めた数人だけだったと思います。
いろいろな部署で学ばせてもらったので、「レトロブティックことり」の内装もほぼDIYでやりました。現在使用している備品や什器、オリジナルのプリントの技術など、ハンジローで培ってきたことがここに全部詰まっています。ハンジローの集大成が「レトロブティックことり」という感じですね」 私たちの青春時代の思い出にあったハンジロー。その思い出が受け継がれ、今でもこうして輝いていることにうれしさが込み上げてくるのはきっと筆者だけでないはずだ。