【更年期のセルフケア】安全ですぐにできる、膣の乾燥委縮ケアベスト4 老けないための「更年期から始めるシニアケア」
私の使っているドイツ製の膣トレボールです。私は、夜の歯磨きの時、鏡の前にいる15分間、立ったまま膣内にボールをホールドしています。これなら皆さんにもできると思います。保湿ジェルを塗ったものを使います。私が発明した保湿も兼ねる便利な使い方です」
④ 膣環境を整える「膣用サプリメント」も有益です。 「膣内は、乳酸菌が環境を守っています。膣に入れるものを吟味するのも乳酸菌が働く環境を悪化させないためでもあります。年齢とともに、菌のバランスが崩れ、善玉菌が減り、悪玉菌が増え、膣の免疫力を落とす原因になります。 膣により良く働く乳酸菌の種類は、腸内細菌よりもぐっと種類が少なく限定されています。膣内環境に効果が実証されている乳酸菌を『口』から『サプリメント』で摂りましょう。口から腸、直腸、肛門、そしてデリケートゾーン周りへ乳酸菌は効果的に移動していきます。尿と膣と肛門と便、これらの問題は、高齢になり、その最後まで、深刻な問題ですが、プロバイオティクスという目に見えない微生物の応援で、Q O Lが良くなるなんて!本当に喜ばしいはなしです。
写真は私が摂っている膣用乳酸菌サプリメントです。デンマークのクリスチャン・ハンセン社のUREX®という膣に良いとデータが出ている2種類の乳酸菌『GR-1』と『RC-14』が配合されています。UREX®は他社でも扱っていると思います。探してみてください。信頼できる乳酸菌です」
さらに加えるならば、 ⑤最新レーザーだってトライしていい! 「まずやってみて、それでも解決しなければ、レーザーや最新の機器もトライしてみると良いと思います。お顔に当てる美容医療のレーザー機器と同様、粘膜の深層から自らの力で、うるうる、ぷるぷる、潤いと弾力ある粘膜を作り出すことができます。数ヶ月から半年、長くて1年。持続期間はまちまちですが、効果は消滅しますので、繰り返し行います。 お金はかかるものですが、自分の何に費用や時間をかけるかは、その人なりで良いと思います。諦めていたことに希望の光が見えるのは良いことです。 最後に。やはり温活。 どんな時でも冷えはよくありません。最近は、デリケートゾーン用の温熱シートも売られています。お腹もそうですが、かつて生理ナプキンを当てていた辺り、温めてあげてくださいね」
【教えてくれたのは】 吉川千明さん 1959年生まれ。美容家、オーガニックスペシャリスト。更年期と加齢のヘルスケア学会認定メノポーズ(更年期)カウンセラー 。自然や植物の力に着目し、オーガニックコスメをはじめ、スパ、漢方、食にいたるまで、ナチュラルで美しいライフスタイルを提案。オーガニックビューティの第一人者として知られる。