【更年期のセルフケア】安全ですぐにできる、膣の乾燥委縮ケアベスト4 老けないための「更年期から始めるシニアケア」
更年期からアフター更年期にかけての悩みのひとつ膣ケア。オーガニックビューティの第一人者として知られ、更年期の健康、美容について多角的に発信する吉川千明さんに、乾燥だけでなく、委縮対策も教えてもらった。
膣ケアはスタンダードから始めよう!まずできることから。
美容家、オーガニックスペシャリストの吉川千明さんによる「更年期から始めるシニアケア」、今回は膣の乾燥と萎縮対策! 「最近では、膣まわりの治療や若返りに新しいレーザー機器が次々と開発され、最新機器を導入する婦人科や泌尿器科のクリニックも増えてきました。しかし、『うちの家の近くにはない』『予算がない』など、まだまだ導入しているクリニックが都市部に集中していることや、自費診療の範疇で、それなりにお金がかかることなどを考えて、本日は、日本中どこでも実行可能で、データもある膣ケアについてお話ししたいと思います」 《「老化」とは、乾いて硬くなること》 「膣の萎縮と乾きは、放置していても良くはなりません。進む一方です。 萎縮と乾きは、痒みや痛み、匂い、尿もれや頻尿、つらい性交痛の原因になります。 ひび割れの放置は、さらなる劣化に繋がります」 《原因は女性ホルモンの低下。細い棒さえも入らなくなる》 「40代、更年期以降の女性ホルモンの低下によって、膣の粘膜は薄くなり、乾燥、萎縮し、もろく傷つきやすくなります。ヌルヌルすべすべだった膣粘膜は渇き、膣は閉塞し、人によっては、子宮頸がんや子宮体がんの検査に挿入が必要な細い棒さえも入らなくなります。閉塞された水路を想像してください。衛生的にも問題が生じます。高齢になった時に膣内環境が良いように今から始めたいと思います」 《これからの膣のトラブル対策は「産婦人科」と「自宅ケア」の二本立て》 「『膣が乾く』『膣壁が薄くなり血が滲む』『性交痛がつらい』『ニオイがきつい』これらは十分に産婦人科に通う理由になります。思わぬ病気が見つかることもあります。かかりつけておくことは、色々なメリットありなのです。それと家でするセルフケアを組み合わせます」