大阪市・松井市長が定例会見10月22日(全文4)政治家としての資質を疑う
大阪には都構想が良いと考える理由は
読売テレビ:では市長としては大阪においては特別自治市ではなくて、大阪都構想というものがいいと考えられる理由っていうのをもう一度お願いします。 松井:横浜はさっきも言ったように東京が経済の中心で、横浜って東京の隣というかもう本当に東京なのよ、もう。神奈川県、横浜住んでる人は首都に住んでると思ってるんじゃないの? われわれも横浜で仕事してるあれあるけど。だからそういう形の中で、要は住民の満足度を上げていけばいい。大阪の場合はまさに大阪、関西の経済の中心は大阪なんだから。ここの核を強くしないと。 東京、関東の経済の中心は東京で、東京都はもう都制度なのよ。これが中心、核。関西の核であるべき大阪がやっぱり東京都のような制度を導入して、中心の核に強化していく、当然の話だと思います。そうあるべきやと僕は思っているんで、だから都構想を進めています。
政令市制度にどういう課題があると考えているのか
読売テレビ:政令市で二重行政というものがいろんな、横浜もそうですし、新潟などでも【二重行政という考え方 01:14:46】があったりしたと思うんですが、政令市制度というもの自体どういう課題があると市長としてはお考えになられていますでしょうか。 松井:もう今の人口構造の中では中途半端、社会構造の中でも。そもそも政令市っていうのは人口規模で今決まっているだけだから。だから昔、特別市とそれから都道府県との権力争いの中で、妥協の産物で政令市できて、人口50万超えたら政令市って名乗れるだけよ。だから50万超えて名乗ってるだけの政令市では、大きな都市開発なんてやってませんから。できないし。結局、人口が集積をする中で税収が上がって、経済の中心地であってお金があるから政令市といういろんなサービスできるんですけど、大阪市の場合はもう5大市なんで、130年前から。これはもうそもそも大阪の中心というか、大阪っていったらもう大阪市だったから。そういうときに税収も上がったから地下鉄も引けたし、要は御堂筋もつくれたし、これはでも別に政令市だからつくれたんじゃなくて、お金があったからつくれただけでね。 だからそもそも今の政令市の在り方そのものが、僕は時代が遅れてるんじゃないかなと思います。政令市っていうか、そういう固まりの自治体を否定しません、横浜のような。それは横浜の地理的条件から言っても、東京の隣やし、昼間人口のほうが少ないわけだし、だからやっぱり住居エリアなの、東京のね。それはそれで否定しないけど、これからの時代になるとやっぱり不満が出ると思いますよ。横浜の各区が同じ状況じゃないから。