“ファッショニスタ”たちがパドックという名のランウェイを彩った。角田裕毅は大胆肌見せ|2024年のF1ファッションモーメント10選
ラッセルはイモラでタイムスリップ
メルセデスのジョージ・ラッセルは、“オールドマネー”スタイルの人気上昇に乗じて自身の服装を選んでいるようだ。 メルセデスのチームメイトだったハミルトンがリラックスしたスタイルを好む一方で、ラッセルのコーデはキッチリとしたヨーロピアンスタイル。このリストで選んだヴィンテージのオーバーオールがビジョンボードにあったとは思えないが、見事に着こなしてみせた。 ラッセルは、自身がイギリス人であることをファッションで表現し、このコーデがいつものスタイリングから少し外れていたにせよ、実際は形成された人物像にとても一致している。チームスポンサーであるTommy Hilfigerのカーディガン以外のラッセルを見ることができるのも嬉しいことだ。
ハミルトン、イギリスGPでDIORとのパートナーシップ開始をアピール
ハミルトンは地元イギリスGPで、DIORのアンバサダー活動を華々しくスタート。シルバーストンのパドックではブランドのメンズウェア・アーティスティック・ディレクターを務めるキム・ジョーンズが手掛けた2025年SSコレクションを着用した。 ハミルトンは白のタックトップをネイビーのテーラードパンツにタックインし、青の刺繍が施された花柄ジャケットを羽織った。ブラウンのワークブーツには同じく花柄があしらわれ、Jacques Marie Mageのアビエイタースタイルのサングラス、IWCの腕時計をアクセサリーとして身につけた。最高のパートナーである愛犬ロスコーも一緒だ。
一方フェルスタッペンは……
マックス・フェルスタッペンは、チームキット以外には腕を通したことがないのではないかというくらいにはファッションでの自己表現が少ない。カタールGPで世界タイトル4連覇を決めた時も着ていたのはレッドブルのアパレルラインであるアルファタウリのTシャツだった。 華がないと人は言うかもしれないが、何をどう着るかは個人の自由。結局のところ他人が口出しすることではない。フェルスタッペンは寝ても覚めてもモータースポーツ一辺倒なのだ。
Emily Selleck