“ファッショニスタ”たちがパドックという名のランウェイを彩った。角田裕毅は大胆肌見せ|2024年のF1ファッションモーメント10選
オコンはモンツァで一歩踏み出す
2025年からハースへ移籍するエステバン・オコンは通常、パドック入りをする際はチームのポロシャツにデニムという組み合わせを好んでいる。 そのため、イタリアGPでオコンがオーバーサイズのジャケットとおそろいのアシッドウォッシュデニムを着用している姿を目撃したファンの驚きは想像に難くない。オコンはセットアップの下にパウダーブルーのTシャツを合わせ、ブルーのアクセントが入った白のスニーカーとサングラスを身に着けた。決め手は特大の笑顔だ。
ハミルトン、マイアミで存在感を見せつける
知らぬ間にハミルトンの数歩先でパドックに入るというのは奇妙な体験だが、マイアミGPではそれが起こった。なぜ多くのカメラマンがパドック入口に殺到し、こちらに向けてカメラを構えているのか不可解に想いながら振り返ると、ハミルトンが入口に向かってクールに闊歩していた。 見物人たちから聞こえる歓声は、ハミルトンが特に目を引くコーデに向けられたモノのようだった。ハミルトンはこの時、テーラードパンツとスパンコールで飾られたローカットタンクトップを着用し、Jacques Marie Mageのサングラスと黒のワークブーツ、そしてダイヤモンドのネックレスを合わせた。
フィンランド人ボッタスがオーストラリア文化を称える
ザウバーから参戦した バルテリ・ボッタスのリスト入りは、オーストラリアGPでのファッションというよりも、シーズンを通しての全体的なコミットメントに関係している。 オーストラリア出身としては、ボッタスの「ソーセージ・シズルのために来ました」Tシャツを高く評価したい。ソーセージ・シズルとは、パンにソーセージを挟んで食べるBQQのことで、それなら絶対に参加したいと思うのがオーストラリア人なのだ。 フィンランド出身のボッタスで気に入っているのは、オーストラリアの文化を本当に理解していること。この黒いTシャツにショートパンツ、つばの平たいキャップ、ふくらはぎにかかる長めの靴下を着用していることからもよく分かる。