【F1】角田裕毅の移籍先どうなる 〝大穴〟は名門メルセデス「声がかかってもおかしくない」
F1のRBに所属する角田裕毅(24)の〝進路〟に注目が集まっている。 今季はRBで自己最多となる9回の入賞を達成するなど大活躍。親チームのレッドブルでセルジオ・ペレスの解任論が浮上した際には、最終的に昇格こそ逃したが、後任の有力候補にも挙がった。角田とRBの契約は2025年までで、現時点では退団が既定路線。そこで早くも移籍先が話題になっている。 【写真】角田を評価しているというメルセデスのトト・ボルフ代表 本命は角田を支援するホンダが26年からタッグを組むアストンマーティンだ。しかし、フェルナンド・アロンソ、オーナーの息子ランス・ストロールが複数年契約を結んだばかりで、26年から角田が移籍するのは難しい。 対抗馬として26年からF1に参戦するキャデラックも噂されるが、チーム本拠地である米国出身の若手ドライバーと、ペレスやダニエル・リカルドなどスポンサーの多いベテランの組み合わせが有力視されており、食い込めるかは微妙だ。 今季躍進を遂げたハースは小松礼雄代表が率い、昨年10月にはトヨタと業務提携を発表。日本人スターの角田に白羽の矢が立つ可能性もある。だが、エステバン・オコン、オリバー・ベアマンと来季から複数年契約があり、途中解雇がなければ角田に入り込む余地はない。 角田がRBと25年の契約を結ぶ前にオファーしたとされるアルピーヌやウィリアムズも候補ではあるが、〝大穴〟として浮上しそうなのが名門メルセデスだ。 エースのジョージ・ラッセルは契約が来季までで、本格デビューするキミ・アントネッリも実力が未知数で来季のみの単年契約。トト・ボルフ代表は角田の実力を買っているとの情報もあり、モータースポーツ関係者も「角田は関係者の間でかなり評価が高くなっており、そうしたビッグチームから声がかかってもおかしくない」と指摘する。 去就が不透明な角田だが、来季の活躍次第では名門へ電撃ステップアップを遂げるかもしれない。
東スポWEB