史上最高値に迫る“もう一つ”の日経平均「配当込み」
キャピタルゲインが注目されるが……
ちなみに標準偏差とは、価格変動の大きさを表す数値で、大きいほどブレ幅が大きいことを意味します。統計的に言えば、1年間の株価変動率がプラス4.6%(収益率)を中心に上下に22.6%(1標準偏差、マイナス18.0%~プラス27.1)に収まる可能性は68%。プラス4.6%を中心に上下に45.2%(2標準偏差、マイナス40.5%~プラス49.7%)に収まる可能性は95%となります。 株式投資といえば、専らキャピタルゲイン(価格変動の損益)が注目されている印象があります。しかしながら配当込みの日経平均をみると、株式投資において配当の存在がいかに重要であるかが分かります。特に個人の資産形成は長期投資が基本ですから配当込みの損益を重視する必要があります。
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