優秀な人が多くて劣等感……転職した職場にどう馴染む? パシフィコ横浜のWeb担当者に聞く「職場攻略の心得」
┌────────── 私の原動力になっているのは『課題を解決したい人』の課題を解決することなんです。私は企画と設計が好きで、運用になると飽きてしまうタイプなんです。だから少し課題に首を突っ込ませてもらって企画と設計に関わり、その後うまくまわっているなと眺めるのが好きですね。誰かの困りごとを解決できると、目に見えて結果がわかるのでモチベーションにもつながります(松原氏) └──────────
内製で公式Webサイトをリニューアル
■ [ルール4] ほとんどの課題は、ツールで効率的に解決できる 「仕事をする上で気をつけているのは、仕事にしがみつかないことだ」と松原氏は語る。 ┌────────── 自分が成果を出して子どものように思い入れのあるプロダクトでも、うまくいけばすぐに手放します。手放すから新しいことにも取り組めるし、成長があるのだと思っているからです(松原氏) └────────── 常に自分の仕事を手放すことができるよう、松原氏が大事にしているのはタスク管理だ。
┌────────── チーム内で『Backlog』というツールを使っていて、それぞれのタスクを全部書き出して進捗がわかるようにしています。『私が明日死んでもいいようにしています』というのが私の口癖です(松原氏) └──────────
このタスク管理をフルに活用したのが、パシフィコ横浜のWebサイトのリニューアルプロジェクトだ。合計1000ページ、ピーク時では月間PV100万を超える公式サイトのフルリニューアルを行った。 ┌────────── 『Studio』というノーコードツールを使って、5名のプロジェクトメンバーによる内製で進めました。こうしたプロジェクトを実現できたのも、便利なツールが次々に生まれているからです(松原氏) └────────── 企業の公式サイトのリニューアルは、以前なら制作会社に依頼して何ヶ月もかけて費用もかかった。それがツールを活用したことで低コストで内製で実現することができたのだ。リニューアルにあたって苦労したことはなかったのだろうか。 ┌────────── Webサイトのリニューアルは会社の顔を変えることでもあります。さまざまな関係者から意見が出てくることは予測できました。そのため、あらかじめ各部門と話をして意見を聞いておくようにしました。何かの記事でも読みましたが、社会人が一番怒るのは『私は聞いていない』という理由らしいです。だから、あらかじめヒアリングをしたんです(松原氏) └──────────