松野官房長官が定例会見4月15日(全文)若年層の3回目接種推進は重要
ロシア軍旗艦沈没の経緯などへの認識は
NHK:NHKの【タニガキ 00:13:54】です。話題変わりまして、ロシア旗艦の沈没について伺います。ロシア国防省は旗艦「モスクワ」が沈没したと発表し、アメリカ国防総省の報道官はウクライナがミサイルで攻撃したというのはありうるとした上で、今後のロシア軍の戦力に影響を与えるとの見方を示しています。この沈没の経緯などについての日本政府としての認識とロシア軍の軍事動向にどのような影響を及ぼすと捉えているか、伺います。 松野:ご指摘のロシア黒海艦隊旗艦「モスクワ」の沈没について、ロシア国防省の発表や米国国防総省報道官の発言に対する報道は承知をしております。ご指摘の艦船の沈没の経緯や、本件がロシア側の軍事行動に及ぼす影響について、わが国としてコメントすることは差し控えたいと思いますが、ウクライナ南部正面における今後の戦況に及ぼす影響も含め、ウクライナを巡る情勢については引き続き重大な懸念を持って注視をしており、G7をはじめとする関係国と緊密に連携して対応していきたいと考えております。
香港の行政長官選挙情勢への認識は
TBSテレビ:TBSテレビ、森川です。話題変わりまして、香港の行政長官選挙についてお伺いいたします。香港のトップを選ぶ来月の総選挙に中国政府が支持するジョン・リー前政務官のほかに届出がなく、事実上、ジョン・リー氏の当選が固まった情勢となっております。リー氏は警察出身で民主化運動の鎮圧を指揮したほか、中国政府を正面から批判してきたメディアを廃刊に追い込むなど、強権的な手法を取ってきました。このため、香港の高度な自治や民主主義を軽視するとの懸念が国際社会で高まっておりますが、政府の認識をお伺いいたします。 松野:香港で5月8日に実施予定の行政長官選挙については、4月14日に立候補の受け付けが終了し、元政務長官のジョン・リー氏のみが立候補したと承知をしております。他国の国内選挙について政府としてコメントすることは差し控えたいと思いますが、香港において、自由で開かれた体制が維持をされ、民主的・安定的に発展していくことが重要であるというのがわが国の一貫した立場であります。引き続き、関連の情勢を注視するとともに、国際社会と緊密に連携をし、中国および香港当局に対し、香港基本法に規定されている言論の自由および報道の自由が保護されるよう、引き続き強く働き掛けていく考えであります。 女性:よろしいでしょうか。 松野:はい、ありがとうございました。 (完)【書き起こし】松野官房長官が定例会見4月15日