大阪府・吉村知事が定例会見9月2日(全文1)ホテル抗体カクテルセンター、2カ所目設置へ
夜の人出は梅田より難波のほうが多い
人出の状況です。緊急事態宣言が出されて、これまでの緊急事態宣言ほどの人出減少の効果は出ていませんが、ただやはりまん延防止のときと比べると、人出の減少というのは20ポイントぐらいは下がってきているということで、そこは府民の皆さんに緊急事態宣言だということで、もう効果がないじゃないかと言われているところも多いんですけど、ただ一方でやはり協力していただいている方も多いし、事業者のご協力もあって、大きくは、これまでの緊急事態宣言ほどは減少していませんが、減少はなんとか、まん延防止のときよりは減少しているというのが実際です。次、お願いします。 難波もほぼ同じです。難波と梅田を比較すると、比較的、夜の人出は難波のほうがまだ多いですから、なんとか抑えていかなきゃいけないと思っています。次、お願いします。 現状、こういう感染状況ですので、ぜひマスクの着用、できるだけ不織布マスクでお願いしたいと思います。そして3密の回避の徹底をお願いします。また、いつもと体調が異なるというときは、ぜひ出勤、それから登校は控えていただきたいと思います。ちょっとぐらいの熱やからいいやと。ちょっとぐらいやから、仕事があるからいっちゃおうではなくて、ぜひ休んでいただいて、検査もできるだけ受けていただきたいと思います。結局は人と人を通じてしか感染は広がりませんので、体調が優れないところがあったらできるだけ、今これは感染が広がっている状況ですから、会社、それから学校については休んでいただきたいと思います。
ワクチン接種後も引き続き感染対策を
またエリアで、子供を保育園に預けることもやめてください。子供が症状があった場合、自分も仕事があるし、エリアの保育所や幼稚園に預けるということがあれば、先ほど申し上げたとおり、保育所、これから幼稚園も始まりますけど、そこでやっぱり広がっていますので、そこは自分の仕事があるかもしれませんけど、休みをお願いしたいと思います。保育所で広がる可能性があり、保育所で広がれば、その保育所の親に広がる可能性がある、現実にそういう事例が出ています。 そしてワクチンを接種された方もいらっしゃる、増えてきていると思いますが、ブレークスルー感染も指摘されています。その人自身は重症化しないと、重症化する率が極めて低くなっていますけれども、人にうつすということは、これはやっぱりあり得るわけなので、自分自身がまったく感染しないというわけではありませんから、ワクチン接種後も引き続き感染対策をお願いしたいというふうに思います。 次、2点目です。宿泊療養者に対する抗体カクテルについて、往診チームをつくって、医療チームをつくって、往診の形式で抗体カクテルを展開していきます。この間、前に発表させていただきました、ホテルの中に抗体カクテルセンターをつくる、拠点をつくる、それとは別の話で、医療チームをつくって、医療チームがホテルに出向いて抗体カクテル療法をするという新たな取り組みです。 この前に、ちょっと前ですが発表されてもらいました、宿泊料用施設と連携医療施設というのがあります。A型だと言われて、A型とわれわれは呼んでいますが、いわゆる上り療養のほうです。上り療養というか、上りの入院のほうです。ホテル療養をしてて、どうしても悪くなってしまう人がいますから、その方をできるだけ速やかに入院していただけるように、そのホテルと提携した医療機関をつくっていこうということで、これはすでに発表させてもらいました。 これはA型病院と呼んでいるんですけど、そのA型病院において患者の搬送を受け入れることに加えて、連携が強まりますから、そこの連携しているホテルに対して往診で行っていただいて、そして抗体カクテルをお願いするということです。連携する宿泊料用施設への往診可能となった医療機関に対しては、その連携病院が宿泊料用施設、連携してる先のホテルに出向いていただいて、そして抗体カクテル治療をしていただき重症化を予防するということです。これを開始します。図示しますと、コロナ受け入れ医療機関が、A型の病院が、大丈夫、オーケーと言っていただければホテルに直接医療チームが往診して、カクテル投与をいたします。