菅首相が会見 首都圏の緊急事態宣言を延長(全文1)解除できず大変申し訳ない思い
再延長の原因はどこにあるのか
司会:それでは、これから皆さまよりご質問をいただきます。尾身会長におかれましては所定の位置にお進みください。ご質問の内容によりまして尾身会長にもご説明をいただきます。指名を受けられました方はお近くのスタンドマイクにお進みいただきまして、所属とお名前を明らかにしていただいた上で1問ずつご質問をお願いいたします。ご質問が終わりましたら自席までお戻りください。なお、自席からの追加のご質問はお控えくださいますようお願い申し上げます。 それではまず、幹事社2社からご質問をいただきます。朝日新聞、星野さん、どうぞ。 朝日新聞:朝日新聞の星野です。よろしくお願いします。今回、緊急事態宣言が再延長となりまして、先ほど国民へのおわびの言葉もありましたけども、再延長の原因はどこにあるとお考えでしょうか。例えば人出を抑えるための国民への首相のメッセージは十分だったと思いますでしょうか。あと、先ほど感染防止策も打ち出されましたけれども、新規感染者数が下げ止まる中で、2週間で十分、数値を落として宣言を解除し、その後のリバウンドも抑止するという科学的根拠はありますでしょうか。お願いします。 菅:まず、緊急事態宣言後の対策の効果によって、多くの指標は当時、目的としましたステージ3、これの目標は東京都を中心とする首都圏でもほぼ満たしております。ただ病床の状況など、一部の指標においてぎりぎりのところがあります。まさにそうした中で慎重に見極める必要がある。このところ人出も多くなっています。リバウンドを防ぐために、そうしたことのためにまずは、ここは2週間延長させていただこうというふうに思いました。3月7日までお約束のとおり解除できなかったことについては素直におわびをしたい、率直におわびしたい、このように思います。
2週間の間にしっかり体制つくりたい
また、私の発信についてであります。飲食の短縮に加えて不要不急の自粛、外出の自粛、こうしたことを、このところ数多くのぶら下がりの回数があると思います。そういうぶら下がり会見の中で訴えをしてきました。結果については、それは国民の皆さんだというふうに思っています。 今回は、これからテレビコマーシャルだとかSNS、こうしたことを通じて、また、動画ですよね、できる限り若者をはじめとする幅広い層に対して宣伝を、コマーシャルを、従来より倍増ぐらい、そういう思いで徹底のお願いをさせていただきたい。こういうふうに思っています。いずれにしろ、この基本的対処方針で求められている、そうしたことをしっかりとクリアをし、そして、次に感染者が多くなってもしっかりと病床も確保できる。そういう体制をこの2週間の間にしっかりつくっていきたい。このように思います。 司会:それでは続きまして、テレビ朝日の吉野さん、お願いいたします。