「緊急事態宣言が延長になり、Go To トラベルについても当面の再開は難しいと考えている」と菅首相

　菅義偉（よしひで）首相は5日夜、官邸で記者会見を行った。 ※【＊＊＊＊　00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「【全編】2週間「状況見極め必要な期間」　1都3県「宣言」延長で菅首相会見（2021年3月5日）」に対応しております。 【全編】2週間「状況見極め必要な期間」　1都3県「宣言」延長で菅首相会見（2021年3月5日） 　　　　　◇　　　　　◇

Go To トラベル再開時期の見通しは

読売新聞：総理、読売新聞の黒見です。Go To トラベルについてお伺いいたします。今日の参院予算委員会でも総理は、たとえ21日で全面解除になったとしても直ちに再開するのは難しいという趣旨のことをおっしゃっていらっしゃいましたけれども、このGo To トラベルの再開の時期の見通しについてはどのように考えていらっしゃいますでしょうか。 菅：この緊急事態の宣言が延長になり、Go To トラベルについても当面の再開は難しいと考えています。今後、各地域の感染状況、こうしたものを踏まえて専門家のご意見を伺いながら判断をしていきたいというふうに思います。いずれにしろ、各地域での感染状況、これはさまざまですから、そういう中でいろんな地方から要請も来ています。県内だとか、いろんな要請も来ていますけども、最終的には専門家の皆さんのご意見を伺いながらそこは判断していきたい。当面は再開は難しいと考えています。 司会：それでは次は。共同通信の吉浦さん、お願いいたします。吉浦さん。

五輪海外客の受け入れは可能か

共同通信：共同通信の吉浦です。よろしくお願いします。東京五輪・パラリンピックへの海外の観客の受け入れについてお聞きします。おととい開かれた政府、大会組織委員会、IOCなど、5者協議で海外からの観客について3月中に判断するということで合意しました。いわゆる水際対策については、政府が最終的に判断することになると思いますが、新型コロナウイルスの変異株が確認され、国内外の感染状況が今なお厳しい中で、安全・安心の五輪に向けて海外の観客を受け入れることは可能とお考えでしょうか。 　併せて、昨年12月にオリ・パラのコロナ対策調整会議がまとめた中間整理で、外国人観客について入国前後の検査などを条件に2週間の隔離免除、また公共交通機関の利用を認めるという制度設計となっています。こうした対応に国民の理解を得られるとお考えでしょうか。よろしくお願いします。 菅：まず今、最終的に発言されました外国人を入れる場合の対応策、それについてはまだ入れる・入れないという判断がこれからでありますので、そこについては私は申し上げることは控えたいと思います。いずれにしろ、海外の観客については先日バッハIOC会長との、いわゆる5者会談、この中においては3月中に判断をすると。このことで合意を得ております。引き続きこれ、変異株の影響だとか、あるいは国内外における感染状況、こうしたものを踏まえて主催者であるIOC、IPC、東京都、組織委員会の中で検討してもらいたいというふうに思います。 　また、5者会議の中で丸川大臣が変異株の影響などが予測できない中、現時点で今年の夏の入国の可否を見通すことは困難である、慎重な判断が必要である。こうしたことを発言したということは私、承知しています。 司会：それではフリーランスの江川さん。