大阪市・松井市長が定例会見5月13日(全文2)31名ということはあり得ません
3波に比べて4波のほうが減っている事実をどう受け止める
毎日放送:ありがとうございます。それで、おっしゃるように兼務で使われている方とか、辞令を出されて入られている方がいらっしゃると思います。そういった方が、きのうも指摘させていただいたんですけれども、1月12日、3波の時点ではそういった形で疫学調査班として、兼務という形でも人員体制表に名前が挙がっている方が総勢42名いらっしゃいました。ただ、4波の非常に感染が拡大していた4月15日時の人員体制表には、こちらの疫学調査班が人員体制表の上では35名ということで7名減になっています。この中でも発令されていない短期職員が3人と、お1人休職されているというお話を伺っていますので、実働は31人だったというふうに聞いております。 この体制が、疫学調査という非常に、先ほど市長、重要なポジションだというふうにおっしゃられたと思いますが、このポジションの人数が3波から4波に比べて、3波に比べて4波のほうが減っているという事実についてどのように受け止められているんでしょうか。 松井:その人員体制表というのは、現場の人数の兼務を掛けた形での職員数が今31名という形なので、市職員として現場で、4月15日の時点で、疫学調査の現場でフルタイム、もちろん市職員ですよ、正規。職員が働いてるのは51名です。なんで、なんて言うかな、役所の中の便宜上の人員管理表の兼務という表現のところにそこまでこだわるのかね。 毎日放送:兼務にこだわっているというわけではなくて。 松井:職員、現場で働いてるのは9時~5時で正規職員、大阪市の正規職員で、4月の15日時点で、51名体制で疫学調査班は運営されています。なんでそんな不安をあおるようなことばっかり、MBS、何が面白いの、それ言って。 毎日放送:不安をあおっているわけではなくて。
これのどこが対応を緩めているというか
松井:いや、あおってるよ。実際現場は51名体制で動いてるんです、これは。それは保健所長も次長も、みんな、マネジメントの管理職が全てトップのマネジメントとして、その人数で疫学調査班を動かしてます。31名ということはあり得ません。 毎日放送:総数が51名ということだったんですけれども。 松井:疫学調査班で51名です。 毎日放送:疫学調査をされている方が51名ということだったんですけれども、その疫学調査をされている職員さんが、そういった、もちろん時間的な話をしているわけじゃなくて、フルタイムで働かれているかという話をしているわけではなくて、疫学調査を専門にされている職員さんというのが、人数が絞られていると。3波のときに比べて絞られていて、それで非常に保健所業務が逼迫しているという声があるんですけども、そういうことは一切ないということでしょうか。 松井:疫学調査を専門で扱うのは専門職の人です。それは分かってくれるよね。 毎日放送:はい。 松井:疫学調査を普通の事務職がやるわけじゃなくて、それをやるのは保健師であり看護師です。で、1月の時点で疫学調査班の保健師数、看護師数は24名です。で、4月の15日時点で疫学調査班の保健師数が25名です。これが1名増えてます。あと、今、MBSの言い方では、これは日替わりの人たちだと言われる言い方をしていますけども、市の正式な職員で、応援という形で、もちろん9時~5時で仕事はしています。正規職員です。その職員の中に保健師と看護師を合わせれば10名が入ってます。ですから保健師、看護師の総数の人数でいくと、1月の時点で24名、4月の15日の時点で35名の保健師、看護師が疫学調査班で活動をしてくれているということになります。これでどこが、対応を緩めているというか、対応をさせていないというか、機能が弱体化させてるの? 毎日放送:体制表を見ると、ただ、それはまったく読み取れない。 松井:体制表じゃなくて、現場をちゃんと、所長なり、要は人のマネジメントをやっている人からちゃんと裏取らなあかんのちゃう? その体制表というのはどこから持ってきたか分からんけども、役所の人事の中では、やっぱりこれだけ急激に患者数が増えましたんで、従来、人事の中で辞令を交付しながら人事異動をしてきたと。そのいとまが今回はちょっとなかったんで、1月の時点で兼務としていた、そういう人事発令を、そういう事務作業を、ちょっといとまがないということで横に置いて、普段の形で、職場から応援という形で。もちろんこの応援は正規職員です。この応援の中に保健師と看護師、10名入ってます。