中学受験は小学生が一日11時間も勉強する世界…。賢いだけじゃダメ?塾の面談で注意された「意外過ぎること」
こんにちは。モンテッソーリ教師のえり先生です。中学受験に向けて勉強を進めている小学6年生の娘。あと3ヶ月たらずで本番を迎えます。 【偏差値が20以上アップしたノート術を見る】苦手だった算数の成績が劇的にアップした秘密は「ノートの書き方」にあった。超簡単なその方法とは? 小3の2月、いわゆる新小4から入塾し、3年弱。志望校に向けてコツコツと努力を重ねてきました。 一番難所と言われるのが小5の後半。算数では比を学び、平面図形や速さの問題を比を使って解く必要があり、一気に抽象度が上がります。理科でも計算分野が出てきて、暗記では対応できなくなります。社会は歴史が始まり、人物名を漢字で書いたり年号を覚えたりと暗記量が格段に増えます。国語は論説など大人であっても読み応えのある文章をスピーディーに読み解き進める必要があります。 このような難所にもなんとか食らいついてきた娘ですが、小6の夏期講習前の塾の保護者会で、個人的に注意を受けてしまいました。
先生から受けた“注意”とは……
小6の夏期講習は、秋から過去問演習を始めていくために、標準的な問題をしっかり解けるように基礎力を総仕上げする時期です。最難関校の志望者には、志望校別特訓も行われます。 そのため保護者会では、夏期講習のカリキュラムや重要単元、夏期講習中の勉強の仕方に加え、塾のないお盆期間中にやるべきことなども細かく指示がありました。 保護者会の後に、先生方に個別に質問ができるのですが、そこでも娘の苦手な単元について伺おうとお話しを聞いてみました。 私 「先生、いつもお世話になっています。娘の授業態度はどうでしょうか?」 先生「集中して授業を聞いていて、とてもよく理解しています。できない問題は悔しがっていて意欲も高い。まだまだ伸びますよ」 先生 「ただ1つだけ気になるのが…」 「遅刻と欠席が多いです」 「遅刻や欠席が多いと、聞けてない授業がある。そうすると、苦手やあやふやな部分が埋めきれていないんです」 「体力がないと、夏期講習も忙しくなる秋も走り抜けられないかもと心配しています」 そう、まさかの体力問題! 先生から強めに「夏休みは体力管理と体力づくりを意識して過ごしてください」と言われそして 「とにかく塾に来てください。あとは任せてください。」 「塾に来たらちゃんと授業聞いてますから、絶対にまだまだ伸びますから。それだけです。」と言われました。 小6の夏休み前に指摘されることがまさかの「体力」って予想外すぎてビックリしました。確かに6年生の勉強量って半端ないんですよね。 塾の先生に聞いた休日の理想の勉強時間(※塾の授業も含めて)は11時間と言われました。 6:00 起床、身支度、朝食 7:00 勉強開始(4時間) 11:00 昼食、支度、移動 13:00 授業開始(6時間) 19:00 授業終了 20:00 帰宅・夕食 21:00 勉強・お風呂(1時間) 22:00:就寝 確かにハード。 これを聞いて「体力づくりやらないと、途中で息切れする…」と思った我が家は、夏休みに毎朝運動を取り入れることにしました。 地域のスポーツサークルに入り、毎朝6時半からラジオ体操、そこからランニングをしたり、ボールを使ってトレーニングをしたり。生活リズムが崩れずとてもよかったです。 いま記事を読まれている方は、ぜひ明日からお子さんと運動はじめてください! 9月からは日曜特訓が始まり、朝9時から夜18時まで塾でずっと勉強をしています。合格判定が出る模試も毎月あり、過去問にも毎週取り組み、苦手対策と毎日分刻みのスケジュールでやりたいことがパンパンに詰まっています。(運動会もあったり、修学旅行があったり学校行事も忙しいです。) ここまでなんとか大きく体調は崩さずにやってこれましたが、直前期も運動時間確保・睡眠確保を最優先して、最後まで走り抜けたいです。 全ての受験生が、本番を心身ともに健康に迎えられますように!
【Profile】えり先生(@tokyo_montessori_at_home)
小6女子、小3男子の2児の母。神戸大学卒業後、2008年リクルート入社。当時まだ珍しかった育休後のフルタイム復帰、リモートワークのフィジビリにも参加。仕事と家事育児の両立の途を率先垂範する。2018年同社退社後、日本モンテッソーリ教育綜合研究所にてモンテッソーリ教師の資格を取得。2020年モンテッソーリ教具の定期レンタルおよびオンラインサポートサービス「ビブリオテーカ」を開業、累計100家庭以上にサービスを提供。小6の娘が都内で中学受験予定。
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