【40代・50代におすすめ「おとな北欧旅」】憧れの陶磁器ブランド「グスタフスベリ」の工場に潜入!
「この10年、フィンランドに通い詰めていた私が、今年はスウェーデンにも行きたいと思った理由の1つに、大好きなセラミックアーティスト、リサ・ラーソンの作品が生まれた場所『グスタフスベリ』を訪ねたいというのがありました」。 イラストレーター・編集者の新谷麻佐子さんによる4年半ぶりの北欧旅リポート、第4弾をお届けしよう。
「グスタフスベリといえば、緑の葉の絵柄『ベルサ』で有名なスウェーデンの陶磁器ブランドですが、元々は町の名前で、ストックホルム周辺の群島の1つ、ヴァルムドにあります」
「ストックホルムの中心地から路線バスに乗ること約30分。美しい海に面した小さな港町、グスタフスベリが現れました」
「ここにはグスタフスベリの工場とアウトレットショップ、グスタフスベリの歴史と技術を知ることができる『グスタフスベリ陶磁器博物館』、リサ・ラーソンが信頼する職人と共に立ち上げた工房『ケラミック・ストゥディオン』があるほか、カフェやレストラン、ショップが集まっていて、1日楽しく過ごせるスポットです」
「グスタフスベリ陶磁器博物館では、1825年創業のグスタフスベリの伝統的な手法と歴史のほか名品の数々を見ることができます」
グスタフスベリ陶磁器博物館の展示物
「グスタフスベリで活躍した、スウェーデンを代表するセラミックアーティストのスティグ・リンドベリ(1916~1982年)の作品」
「リサ・ラーソン(1931~2024年)の作品も展示されています」
「博物館で美しい陶磁器を堪能したら、ちょうどランチどき。おいしそうなサンドイッチやケーキが並ぶカフェに立ち寄りました」
パンの種類も豊富
「そして、いよいよグスタフベリの工場見学へ。工場内に入ると、商品ストックの棚が並んでいて、完成した商品がずらり。あの名品もこの名品も、全部あるー!とテンションが上がります。こちらは、青のドット柄がかわいい『アダム』」
「工場内はちょうどフィーカの時間(コーヒーブレイク)とのことで、人がまばら。午前10時ごろと15時のフィーカは欠かせない!という、まさにスウェーデンらしい場面に出くわすことができました。 ストックスペースから製造現場へと進みます。手前に写っている方が案内してくれたオスカルさん」