【スポーティなステーションワゴン】フェラーリ&ポルシェ&アルピナ&VWのハイパフォーマンス ステーションワゴンとは?
4台のハイパフォーマンスステーションワゴン集結!アルピナB3ツーリング、フェラーリ プロサングエ、ポルシェ タイカン スポーツツーリスモ、VWアルテオン シューティングブレーク。
このストーリーのきっかけとなったのは、新型V12の巨人が発表された際に、それがSUVではないことがはっきりと示されたことだった。「では何なのか?」と尋ねられたマラネロは、明確な答えを持っていなかった。日常的な才能を備えたフロントミッドシップエンジンのスポーツカー。
地上高を高めたフェラーリ
しかし、それでも地上高は高く、全輪駆動だ。混乱は続いた。冗談半分に「ステーションワゴンに魅了される車はありますか?」と尋ねると、怒ったような視線が返ってきただけだった。そして数週間後、テスト車の確認が届いた。測定はできないが、それ以外は問題ない。言うは易く行うは難し。史上最も変わったステーションワゴンと、同じ業界の3台の珍しい代表車だ。
シンプルなB3は生産終了モデルだ
アルピナの「B3ツーリング」は、495馬力の改良版として登場したが、実際にはすでに過去のものだ。なぜなら、ブッフローエのメーカーは最近、シリーズの最終的な目玉として、529馬力の「B3 GT」を発表したからだ。これにより、通常の「B3」はコンフィギュレーターで選択できなくなったが、価格は9万1,700ユーロ(約1,515万円)だった。ちなみに「GT」は1万1,200ユーロ(約184万円)高くなる。
シリーズ終了の理由のひとつに、エネルギー転換がある。アルピナのような少量生産メーカーにとって、今後は4つの駆動方式を並行して認証取得することは、もはや実現不可能だ。ガソリン、ディーゼル、ハイブリッド、そしてBEV(完全な電気自動車)。このような小規模で高級なメーカーが、長期的にこれを経済的に維持することは、もはや不可能だ。
アルピナの今後の展開はBMWが担当
この「B3ビターボ ツーリング」は、ブッフローエで独自に開発される最後の中型アルピナとなる。2026年からはBMWが引き継ぐことになる。しかし、ご存知の通り、特にこのような弾丸を尻に敷かれている状況では、くよくよ考えてもあまり役に立たない。そこで、楽しいひとときのために未来を遮断し、数ミリ秒間目を閉じながら、「B3」のアクセルを思いっきり踏み込む。 8速スポーツオートマチックがギアを数段落とし、「M3」の3リッター直列6気筒エンジンが主導権を握る。瞬時にして力強く、同時にスムーズな加速に、我々は標準装備の快適シートに押し付けられ、後頭部がヘッドレストに押し付けられる。この瞬間、かつての同僚が「魂の潤滑油」と言ったことを想い起す。そして、この画像ほどそれをうまく表現するものはない。「B3」では、ドライバーの快適さを損なうものは何もなく、「エアバスA380」の激しさで100から200まで加速する。