大阪府・吉村知事が定例会見7月14日(全文1)重症病床は目標を上回る580床を確保
大阪府の吉村洋文知事は14日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「「コロナ重症用で580床を確保した」大阪府・吉村知事(2021年7月14日)」に対応しております。 【動画】「コロナ重症用で580床を確保した」大阪府・吉村知事(2021年7月14日) ◇ ◇
明らかに第5波の入り口に
司会:お待たせしました。それでは知事の定例会見を始めさせていただきます。最初に知事からお願いいたします。 吉村:本日の会見報告事項は6件です。まず最初、1件目です。6件、概要を申し上げますと、新型コロナの状況が1つ。そして2つ目が、この間やってきました病床の確保が2つ目。3つ目がコロナ重症センターの新たな整備について2次募集の結果ですね、3点目。4点目が宿泊、ホテル事業者等への感染対策を取ってくれたことに対する支援金、補助金の制度について。5点目が府営公園ですね。これはコロナから離れますけども、大阪府にある府営公園について、PMOでこの公園の活性化を図っていこうと、その公募を開始しますということが5点目。6点目は安治川の水門、大阪三大水門の、今、更新を進めていっているわけですけども、これについてのアイデアコンペ、絵画コンクールの開催についてです。 まず1点目ですけれども、新型コロナの感染状況についてです。現在の新型コロナの感染状況ですけれども、これはやはり明らかに第5波の入り口に入っていると思います。感染の増え方ですけれども、やはり確実に波に入りつつあるという状況だと思っています。
大きな懸念材料がデルタ株
また、周辺の事情を見ても増加傾向でしかないと。人の人流はもうほぼ3月並みに戻ってきているという状況です。夜間だけは3月より15%から20%まだ少ないですが、それ以外はもう完全に人流は3月、なんの措置も取られていなかったときとほぼ同じような状況になってきていると。 また、大きな懸念材料としてデルタ株です。変異株の置き換わりが起きるときに大きな波が起きると。これはわれわれ、4波で体験したことでもありますが、まさにそれが大阪においても起きつつあると。また、もちろん東京においては緊急事態宣言出されていますので、感染が急拡大しつつあると。東京で起きていることは大阪でも起きるというふうに思っています。同じ大都市部の構造で、そしてデルタ株が置き換わりつつあると。まったく同じような状況ですので、まさに第5波の入り口に入っているという状況だと思っています。特に20代、30代の方の感染者数が非常に多い、そこから広がっていきますので、ぜひ若い皆さん、20代、30代の方中心に、お1人お1人の感染対策の徹底をお願いします。 7月末にはおおむね大阪府内の高齢者の皆さんの2回目の接種が完了する予定です。なんとかそこまでに大きな波を起こさせないということを目指していきたいと思っていますので、ぜひ感染対策のご協力をお願いしたいと思っています。ただ、昨年はこの7月中旬、下旬に波が起きました。非常にリスクとしては高い時期にあると思いますので、お1人お1人の感染対策をお願いします。 今の現状ですけれども、ここにあります第4波、非常に大きな波になりましたが、これはなんとか皆さんのご協力で今抑えれています。ただ、その抑えている状況から見ても、ちょっとこれ見にくい、ここの波が大きいので比較としては見にくいんですけれども、この前週、1週間比較でいくと1.1倍から、今、最近では1.4倍に増えています。おそらくここ数日の感染の拡大の数を分析すると、来週はもう1.4倍を超えてくるというふうに思っています。大きな波のまさに入り口にあるのではないかというふうに思っています。 年代別です。このブルーのラインが20代、30代です。明らかに20代、30代の感染者が伸びているという状況です。ずっとこの6月21からグラフを作っていますが、横ばい状況になっていますが、ちょうどこの辺り、7月のちょうど5日か6日、上旬ぐらいから伸びつつあると。そして右肩上がりに増えていってるという状況です。