オミクロンの亜系統「BA.5の増え方が全然違う」大阪・吉村知事会見7月6日(全文2)
大阪府の吉村洋文知事は6日午後、定例会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日)」に対応しております。 【動画】大阪府・吉村知事が定例会見(2022年7月6日) ◇ ◇
健康医療部と福祉部が通知行う予定
吉村:今日ここに、これは府民の皆さんへの発表ですので、ここにはないですけれども、今、再増加の可能性がありますから、高齢者施設と、それから入院機能がある医療機関については、感染再増加の可能性があるので、警戒度を高めてもらうようお願いするということについての通知を、健康医療部と福祉部連名でする予定です。今、その準備をしています。 ですので、本部会議、これは大阪府も専門家の意見を聞いて決めていくと。また、基本的対処方針というのを踏まえてやるというのが今の特措法ですから、そういう立て付けの中でやるわけですけど、僕自身として今やっぱり注意しなければならないところと、より注意しなければならないところとすれば、高齢者施設と、それからやっぱり高齢者の方が多く入院する医療機関。ここでの警戒度を高める必要があるというふうに思っています。その辺りも本部会議で議論することになるだろうと思います。 また併せて、府の専門家も多くいらっしゃいますので、専門家の皆さんに、この状況の中でどういった感染拡大の抑止策があるのかということも、やっぱり意見を聞いていきたいと思います。質問にあったとおり、もう今、これ共存していこうよと、ただ、指定感染症の類は変えてないのに、なんか現実だけ変えていってる。
高齢者施設と入院する高齢者が多い医療機関の対策を強化
そしたら、現実が変わったらどうなるかっていう、この本質的な議論が国でまったく行われてないわけですけど、一方で、でもこうやって現実として、事実としては再拡大というのも起きてきたときに、じゃあ果たしてこれはどういった対策が有効なのかというのも、府の専門家の皆さんにもご意見を聞いて、基本的対処方針の範囲内になるとは思いますけれども、対応を検討していくということになるかと思います。 おっしゃるとおり、もう今、食事の場とか、これはもう、元に戻そうよということで動いてる中で、じゃあそれが本当に前と同じようなことができるのか、あるいはそれがどんだけ意味があるのかということの議論もあろうかと思いますし、今の段階で言えることは、僕自身が思ってるのは、先ほど申し上げた高齢者施設、それから、やっぱり高齢者が多く入院してる入院医療機関、ここへの対策を強化する。 今回、オミクロン株、とりわけ、やはり致死率等を見ますと、かなり高齢者に偏ってます。これはデルタ株のときと大きく違うところです。重症率もそうです。大阪府で見ますと、60%の方がもともと高齢者施設にいらっしゃった方、別の、コロナ以外の病気で入院されてた高齢者の方が60%ですから、お亡くなりになられた方の。なので、ここを、今までも強化するという対策を取ってきたわけですけど、現時点、感染拡大の、再拡大の可能性がありますから、警戒を強化する必要がある。そういった通知等はもう早速準備に入って、今、進めているところです。 本部会議においては、そのときの専門家の意見も聞きながら対策を検討しますので、今の段階でこれをしますということは、ちょっとここでは言えないし、本部会議にならないかもしれないし、ちょっと分からないですけども、私自身が考えてる、より警戒を強めるべき場所というのは、そういったところだというふうに思ってます。 共同通信:最後1点、今、高齢者関連への警戒を強化するというお話ありまして、一方で全年代を通じておしなべて感染者数が増えているというお話もありました。特に高齢者施設では頻回検査とかいうこともやっておると思うんですが、高齢者の感染が増えている現状というのは、もう3回ワクチンが終わった方であっても感染しているというような状況が見られるということなんでしょうか。