オミクロンの亜系統「BA.5の増え方が全然違う」大阪・吉村知事会見7月6日(全文2)
病床の増床など今決まっていることを教えて
NHK:NHKの清水と申します。先ほどの知事のご発言に関連してなんですが、入院施設や高齢者施設などで警戒を強めてほしいという旨について、健康医療部、福祉部連名で通知をする予定と先ほどおっしゃってましたが、具体的にどのような警戒を強めてほしい、どのような施策とか取り組みを求めるのか。もし病床の増床とかもありましたら、そういったところも含めて、今決まっているところを教えてください。 吉村:病床の増床については、引き続き要請をしていますので、これはこの間、第6波が終わった以降、増床の要請をし、着実に増床は積み重ねてきてます。大きく増床というわけにはなかなかいきませんが、着実に積み重ねてきて、これは引き続きやっていきます。 検査・診療機関を増やすというのも着実にやっていますが、今回の通知でやるべきは、当然増床の依頼ということに加えて、やはりウイルスが入ってくるのを、できるだけ警戒してもらいたい。そしてもし、そうはいっても、目に見えないものですから、入ってきたら、入ってきたときに、できるだけ早期に治療をして、クラスターが発生するのを防いでもらいたい。そういったもの、これまでも訓練をお願いしたりだとかですね。訓練については高齢者施設、今86.1%が、86%、訓練、もうすでに実施してくれています。クラスター、あるいは陽性者が発生したときの対応訓練っていうのは、高齢者施設で3165施設がもうすでに実施済みです。3680施設のうち。
施設へのウイルス持ち込みに警戒度を高めて
また、頻回検査、1日3回検査に参加してくれている施設は40.5%、約2000施設が参加してくれているというような状況でもあります。また、コロナ治療ができると、その準備も一緒にやってくれるようになった、連携医療機関とできるというように言ってくれてる施設も67%ありますので、これまでは準備でしたけども、今後は感染が増えてくる、再拡大の可能性があるので、施設の中にウイルスが落ちやすくなるということだと思っています。 例えば施設の中にウイルスが落ちる場合というのは、やはり外部から入ってきますので。入居者の人はそこで生活されているわけですから、やはり外部から入ってくるということをいかに防ぐか。これは職員であったり、職員の皆さん、ものすごく気を付けてらっしゃいます。ただ、どうしても症状が軽かったりする場合も多いですから、そういった中で、知らずのうちに入ってくることも、これは当然あり得ると。それをできるだけ防ごうということで、3日に1回の頻回検査をこれまでずっとお願いしたりしてきているわけなので。 なので、まずは施設の中にウイルスが持ち込まれるのをできるだけ防ぐ。警戒度を高めてください。それは職員さん1人1人の意識、もともと高いんですけど、ちょっとより強めてくださいということであったり、あるいは頻回検査をしっかりやってもらいたいということであったり、症状があったらもう絶対休むとか、そういったことがメインになると思います。 具体的に、より実務的な中身について、医療部と、そして福祉部で、これは注意をしてもらいたいという通知をするということになります。これは本部会議を開くことなく、部局レベルでもうやりますので、先ほどあった本部会議のときにどういう措置をしますかということは、また別の、1段上の対応をお願いすることになると思いますけれども、今の段階では、やっぱりもう警戒をお願いしたいということを、そしてもし陽性者が出たときは、こういうふうに速やかにやってもらいたいということ。 今、訪問して診療する体制は整ってますので、120以上の訪問の医療機関が参加してくれたり、OCRTといって、大阪府に直接連絡してもらう、高齢者施設から、そういう仕組みもありますから、できるだけ早くそういったものを連絡をしていただいて、もし陽性と分かった場合にはすぐ対応するとか、そういったことを通知でお願いするということになろうかと思います。警戒度を高めていただきたいという通知をすることになると思います。 NHK:すいません、確認ですが、対象は医療機関や高齢者施設や障害者施設ということですかね。 吉村:そうですね。リスクの高い施設に行います。