立憲民主党大会後、枝野代表が会見(全文1)公示日までに政権の選択肢に
選挙での野党連携をどう考えているのか
宮崎:フリーランスで宮崎信行です。大会終わったばかりで恐縮ですけど、あの特措法に関しては早速あす採決ということになります。自民党と立憲民主党の2つの党で修正合意をしたことに関して、やはり今朝の『日曜討論』で維新の政調会長と国民民主党の政調会長からは不安の声がやはり出ました。こういったところに関して通常国会はまだ長く続きますけれども、今後の修正の協議の在り方、おそらく今の状況ですと自民党と立憲民主党の2つだけで次の総選挙までいっちゃうということがおそらく可能な政治状況かと思いますが、そういったことになるのか、また選挙、近くないかもしれませんけれども、選挙での野党の連携ですか、あまり関係ないとは思いますが党の代表としての立場でお答えください。 大串:代表、お願いします。 枝野:今回の特措法等の協議についても国対委員長のところで共産党さんや国民民主党さんにはこういうことで進めていくということを了解をしながら、ただし、それぞれの党、政策論的な考え方の違いがあるから、別に各党を代表して協議をするわけではないということをお互いに納得し合った上でこのプロセスを進めてきているというふうに思っております。今後の、もし与野党で修正協議などのケースがありうる場合のやり方は、これまでもそうですが、それぞれの状況、案件ごとに他の野党の皆さんの理解も得ながら一番いい形でやっていくということなので、まさにケース・バイ・ケースというふうに思っています。 大串:引き続きまして、北海道新聞の文さん。そしてフランス10の及川さんに順にご発言いただきたいと思います。まずは北海道新聞の文さん、お願いします。
現状の手応えをどう考えているか
北海道新聞:北海道新聞の文です。代表聞こえますか。 枝野:はい。 北海道新聞:質問2点ありまして、まず1点目なんですけれども、本日の党大会、政権を担う政党として信頼獲得を目指していく姿勢というものを強く打ち出したんじゃないかなと見ていて思ったんですけれども、現在国会でコロナ対策について政権の政策追及や、さらに新しい政策提案などしているかと思いますけれども、その政権の選択肢へ向けて現状の手応えをどう考えているかというのが1点目。 2点目ですが、政権構想というものは基本政策とどう違ってくるか、どれぐらいの、具体的には政策を政権構想に落とし込むのか、よろしくお願いいたします。 大串:代表、お願いします。 枝野:はい。手応えですが、あえて申し上げますと先ほど申しましたとおり、まだ政権の選択肢にはなれていない。ただ、公示日までに政権の選択肢になる。そして公示日に政権の選択肢として認めていただければ必ず政権を取れる。そして公示日までに政権の選択肢となれる、その手応えは十分持っています。 後者なんですけれども、まったくその2つは全然種類が違うものです。政権の選択肢として示す構想は最大4年間の将来にわたる、何をしていくのかということを示すものが基本になると。もちろんそれ以上、長期にわたるものの一歩を示しますというような部分もありますが、基本的には次の選挙で政権を取ってから当面の4年間進めていくことが軸になると。基本政策っていうのは、これは10年、20年単位のものですから、全然違う次元のものです。 大串:それでは続いてフランス10の及川さん、お願いします。声がちょっと及川さん、ミュートを解除していただいて。