尾身会長が会見 大型連休はコロナ対策徹底を(全文2)どの組み合わせが最も適切かを議論
B2は実現可能か
だから私は、そこはある意味では、本当は白黒つけたいですよね、全部。だけどここはやっぱり少し、もうそれこそグレーエリアというか。ここはやっぱりもう楽しむべきだ、私も楽しみたい、皆さんも。だけど楽しみ方が、前のようにもう完全に、みんなと郷里に帰って、中学校、高校の同窓会でがんがんということは、そういうのではなくて、うまく今までの学んだことをそれぞれが工夫してやってもらいたいというのは私の意見だし、おそらく多くの専門家の意見だと思います。国のほうもそういう意見だと思います。検査やワクチンをうまく活用してくれというのも今日言っていますよね、国のほうでも。 読売新聞:ありがとうございます。それと2点目なんですけど、この4つの考え方の中で、考え方B2にある中でなんですけども、外来医療で、今現在、医療提供を表明していない診療所でも診療が可能になる体制を整備するってあるんですけれども、現状、いわゆる、いくら呼びかけても協力してくれない医療機関があったりして、国側がなんらか仕組みをつくったとしても、実際、本当に受け入れる医療機関が増えるのかっていうのはちょっと疑問としてあるんですけども、これはなんか道筋、これは本当にやろうとした場合に実現可能なのかを教えていただけますでしょうか。 尾身:だから今まさにおっしゃるとおりで、今日は、B2というのを長期的には目指すべきという意見が結構多かったんだけど、すぐにはできない。なぜすぐにはできないかというと、やっぱり今ご指摘の、今まで診てない医療機関ということですから、そこにはいろんな理由があるわけですよね。そこにその人たちがやろうというふうに思ってくれるためには、いろんな情報の交換とか連携とか、そういうのも必要で。あとは国、あるいは自治体の、ある程度そういう方向にいくんだというリーダーシップがないといけませんよね。そういうことがあるので、これはすぐにはできないので段階的に、もしやるのであれば準備をしていくし、交渉ですよね。みんなが納得してできるというのは、そう簡単ではないというのが、われわれ医療のほうからもそう。ただし多くの人はそっちにいずれという感じだと思います。 読売新聞:ありがとうございます。 司会:よろしいでしょうか。ほかにございますか。それでは2番目の方。