尾身会長が会見 大型連休はコロナ対策徹底を(全文2)どの組み合わせが最も適切かを議論
長期的にB2への移行が妥当という議論があったのか
NHK:現状が1から2に、それからAからBに変わっているというやつ。 尾身:あ、分かりました。ごめんなさい。それは、1から2というのも、あれは医療が非常に、保健所についての1つ例にしても、われわれ専門家自身がかなり、保健所の機能を少し重点化して効率化するっていうことを言いましたよね。それから濃厚接触者の待機なんかっていうのもかなり前に比べて柔軟に。いろんなことをやってきてるわけですよね。入院の在り方なんかもずいぶん、全員入院なんていうことからも、もう少しリスクに応じた、もうそういうのはすでに言ってるということは事実で、それについてはみんなそう思ってると思います。 それから、AからBという、もうAというのはかなり強く隔離をしてというのも実際には、そういうところから、オミクロン株というか、こういう性質もあると思うし、社会のみんながだんだん知識を持ってきたということもあるし、いろんなことで少しずつ、どの程度かというのはなかなか難しいけど、そういう方向に少しずついってるという認識はみんな持ってると思います。多くの人が持ってたと思います。 司会:よろしいでしょうか。ほかにございますか。では真ん中の向こうから2列目の方。どうぞ。
GWの過ごし方について国民に呼びかけたいことは
読売新聞:すみません、読売新聞の【ヨネヤマ 00:36:04】ですけど。ありがとうございます。2点ほどお伺いしたいんですけれども、まず1点目は、最初に説明をされたゴールデンウイークの過ごし方なんですけれども、現状の感染状況を踏まえて、ちょっとあらためて先生のお考え、国民への呼びかけを教えていただけますでしょうか。 尾身:これは今日、政府のほうで、このペーパーは政府が出したので、われわれはこの前の分科会で「緊急メッセージ」というものを出したし、それはアドバイザリーボードでも議論したと思うんですけれども、基本的には私たちの考え、私も含めて、結局まだ、いわゆる出口戦略と皆さんが言っている、もう普通の病気に近くなったという状況で、もうある程度、マスクも取っていいし、普通に、3密なんていうことはあまり考えないでいいというふうな状況にはまだちょっと時間が掛かると思うんですね。しかし一方で、ここが、今日もその議論が、一方で、もう2年以上のこのコロナとの対応によって、経済的にもGDPの問題だとか仕事の問題だとか、そのことがこの前出たとおり、今日もまたその話が経済社会の人から出ました。感染も大事だけど社会経済へのインパクトというのも一定程度あったと。 そういう中で、やはり私は、ゴールデンウイークというものは個人の、われわれ一般市民にとって、もうそろそろ楽しみたいという気分がありますよね。それから社会経済のマスとしてのニーズというのも出てきていますよね。そういうことでいろいろ、旅行するのも、おじいさん、おばあさんに郷里で会うということを止めるということは、私は必要ないと思います。 そこがだから、私はリスクというものが、どういうところで感染しやすいか、この1年ずっと言ってきたわけですよね。それはほとんど変わっていないんですね。換気というか、のほうがより重要になって、接触よりも、ということはあったけども、3密の問題であったり、マスクの問題であったり、もうデルタであろうがオミクロンであろうが、これはある程度多くの人がもう学んできたと思うんです。故郷に帰ればお酒を飲むという機会もあるけど、そこはもうみんなワクチンを打っていれば別ですけど、あるいは検査を。ワクチンを打っていない人なんかは、つまりこの辺は注意してくださいと。