最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング11~20位。もうすぐ1億円の大台に乗る選手は?
16位:川井歩
生年月日:1999年8月12日(25歳) 所属クラブ:モンテディオ山形 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:31試合0ゴール3アシスト モンテディオ山形のDF川井歩が16位にランクインした。チームで右サイドバックのポジションを争う岡本一真と並んで、その市場価値は50万ユーロ(約8000万円)となっている。 川井はサンフレッチェ広島の下部組織出身のプレイヤーだ。2018年に同クラブでトップチーム昇格を果たすと、翌2019シーズンにはレノファ山口FCへ期限付き移籍。武者修行先で出場機会を確保した川井は、2021年に山口へ完全移籍を決断している。 現在所属する山形にプレー拠点を移したのは2022年のことだ。今季まで3シーズンを過ごし、公式戦100試合に出場している。 その魅力は、安定した守備能力に加え、高い足元の技術を兼ね備えているところにある。特に右足から繰り出されるクロスの精度は一級品だ。また、右サイドだけでなく左サイドでもプレーすることができるユーティリティ性も武器の一つだろう。 現在25歳となった川井の市場価値は、今年春の更新で自己最高額の60万ユーロ(約9600万円)に達していた。現在は50万ユーロまで下がってしまったが、山形で3シーズンにわたって安定した活躍を見せていることを考えると、今後もマーケットの評価が上昇していく可能性は高いのではないだろうか。
15位:後藤雅明
生年月日:1994年5月24日(30歳) 所属クラブ:モンテディオ山形 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:38試合36失点 15位はモンテディオ山形のGK後藤雅明となった。 現在30歳の後藤は大学サッカー出身。早稲田大学では3年時に関東大学サッカーリーグ1部制覇に貢献し、ベストイレブンに選出されたこともある。このような実績を買われて、2017年に湘南ベルマーレ(当時J2)に加入した。 しかし、ここから後藤は出場機会確保に苦しむことになる。デビューシーズンは公式戦出場数はわずか2試合、J1で迎えた翌2018シーズンは3試合の出場にとどまった。その後、ツエーゲン金沢への期限付き移籍などを経験するもプレータイムの大幅増にはつながらなかった。 後藤にとって大きな転機となったのは2021年の金沢への完全移籍だ。同選手はここでプロ入り後はじめてレギュラーの座を掴み、公式戦37試合に出場した。そして、翌2022年に現在まで所属する山形へ完全移籍を果たしている。 山形では金沢時代に引き続き、守護神の座を射止めることに成功。後藤はここまで3シーズンを山形で過ごし、公式戦通算121試合に出場している。 ベテラン守護神の市場価値は50万ユーロ(約8000万円)となっている。出場機会が激増した金沢、そして山形加入以降、後藤の市場価値は急激に上昇した。GKは息の長いポジションであるため、ここからさらに評価を高めても不思議ではない。