最も高額なのは? J2日本人選手、市場価値ランキング11~20位。もうすぐ1億円の大台に乗る選手は?
12位:田中雄大
生年月日:1999年12月14日(24歳) 所属クラブ:ファジアーノ岡山 市場価値:50万ユーロ(約8000万円) 今季リーグ戦成績:27試合3ゴール4アシスト 12位には、ファジアーノ岡山の攻撃を牽引する田中雄大(50万ユーロ/約8000万円)が名を連ねた。 年代別日本代表への招集経験をもつ田中は、桐光学園高校卒業後に早稲田大学へ進学。2022年に岡山に加入すると、お披露目となったJ2開幕節・ヴァンフォーレ甲府戦でプロ初ゴールを決める鮮烈なデビューを見せた。 背番号10をつけているとはいえ、田中はオールドタイプの司令塔ではない。泥臭いプレーに徹し、ハードワークができる。身長162cmと小柄だが狭いエリアを強引に突破できる技術力を持ち合わせており、トランジションの速さが際立つ現代サッカーにおいて理想的なプレーメイカーだと言えるだろう。 今季はリーグ戦27試合に出場し、3ゴール4アシストを記録。ただ、今季の総出場時間が912分となっていることからも分かる通り、途中出場が多かった。終盤戦ではベンチ外の試合が続き、背番号10に見合う活躍ができたかというと難しい評価になる。 しかし、田中はまだ24歳と若い。その伸び代は計り知れないだろう。この状況を乗り越え、来季はフルスロットルのパフォーマンスでチームをJ1に導いてもらいたい。
11位:山原怜音
生年月日:1999年6月8日(25歳) 所属クラブ:清水エスパルス 市場価値:60万ユーロ(約9600万円) 今季リーグ戦成績:34試合3ゴール6アシスト かつてJ1で躍動した若きサイドバックが戻ってくる。彼のプレーを再びJ1の舞台で見られることを嬉しく思うサッカーファンも少なくないはずだ。 DF山原怜音は、2022年に当時J1だった清水エスパルスに正式加入。前年に特別指定選手としてすでにデビューを果たしていたとはいえ、プロ1年目の2022シーズンのパフォーマンスで同選手は大きく評価を上げる。 定位置を確保することに成功した山原は、リーグ戦33試合に出場。強者が揃うJ1で2ゴール8アシストを記録するという、DFとしては驚異的な攻撃性能を発揮した。 しかしながら、チームはJ2降格が決定してしまい、昨季と今季はJ2で戦うことに。それでもチームに残留することを選び、今季清水がJ2優勝とJ1昇格を果たすのに大きく貢献している。 一時期はJ1でのハイパフォーマンスもあって、日本代表の新たな左サイドバックの候補として山原の名前が挙げられていた。現在はその声は弱まっている印象だが、来季の活躍次第では”代表待望論”が復活しても不思議ではない。自らドリブルで仕掛けて攻撃に厚みをもたらすことができるため、山原は森保一監督が採用する3バックの左ウィングバックとしても十分にインパクトを残せるのではないだろうか。 当然ながら、すべては来季のパフォーマンスにかかっている。成長著しい山原の市場価値はランキング11位となる60万ユーロ(約9600万円)だ。
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