なでしこ新監督に史上初の外国人指揮官 デンマーク出身のニルス・ニールセン氏「タイトルを獲得したい」
日本サッカー協会(JFA)は12日、女子日本代表の新監督にデンマーク出身のニルス・ニールセン氏(53)が就任したことを発表した。外国人監督がなでしこジャパンの指揮を執るのは史上初となる。 【写真】ニルス・ニールセン氏(右)。マンチェスター・シティ日本語公式アカウントから ニールセン氏は93年から指導者としてのキャリアをスタート。13年からは5年間、デンマーク女子代表監督を務めた。18年からはスイス女子代表監督となり、23、24年はマンチェスター・シティの女子テクニカルダイレクターを務めていた。 マンチェスター・シティには日本代表のMF長谷川唯、DF清水梨紗、MF藤野あおば、GK山下杏也加の4選手が在籍している。 日本協会を通じ、ニールセン氏は「なでしこジャパンの新監督にご指名いただき、非常に光栄で誇りに思います。宮本会長、佐々木委員長とは、これまでの選考プロセスにおいて、なでしこジャパンをどのように次のレベルに引き上げるかについて非常に建設的でプロフェッショナルな話し合いができたことに感謝しています」とコメント。 「高い技術を備え、才能にあふれた日本代表選手たちと活動できることを大変うれしく思いますし、これまでの指導者の皆さんの素晴らしい業績に自分がこれからさらに積み上げていけることにワクワクしています」と続けた。 「私の就任により、新たな刺激とアイデアを新しい目線をもってチームに注入し、選手やスタッフと協力して成功に導き、タイトルを獲得したいです。日本はこれまで長きにわたり世界のチームに刺激を与えてきました。今後もさらにそうのような状況を続けられるよう全員でハードワークしていきたいと思います」と意気込みを語り、「ファン、パートナー、メディアの皆さんも引き続き、新生なでしこジャパンを応援いただけるよう、よろしくお願いします」とした。